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英政府保有株に巨額の含み損 株価低迷で１・６兆円（中国新聞）
【ロンドン１３日共同】英政府は１３日、巨額の資本注入で救済し、事実上国有化した大手金融グループのロイヤル・バンク・オブ・スコットランド（ＲＢＳ）とロイズ・バンキング・グループの政府保有株式に、６月末現在で、計約１０９億ポンド（約１兆６千億円）の含み損が生じたと発表した。
両社の業績悪化で株価が低迷しているため。政府は、時期や価格を定めず、時間をかけ保有株を市場で売却し、国民負担をできる限り回避したい考えだが、景気回復が遅れた場合、大規模な国民負担が残る懸念がある。
保有株を管理する政府系企業によると、６月時点の含み損は、ＲＢＳが４７億８００万ポンド、ロイズが６２億１４００万ポンド。公的資金投入時に比べＲＢＳが２４％、ロイズが４３％それぞれ価値が目減りした。
政府は、金融危機で経営が揺らいだ両社を救済するため、議決権のある普通株をＲＢＳから７０％、ロイズから４３％それぞれ取得。不良資産から生じる一定の損失にも多額の政府保証を付けている。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2009071301000763_Economics.html
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