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「消費拡大、易しくない」中国人民銀総裁 当面は投資頼み(日本経済新聞)
中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は3日の講演で、中国経済を外需主導から内需主導に転換する構造改革について「個人消費の拡大が最良の選択だが、口で言うほど易しくない」と語った。そのうえで「次善の選択として投資を維持、拡大するしかない」とし、外需の回復が見込みにくいなか、当面は投資頼みの成長が避けられないとの認識を明らかにした。
米欧には中国で個人消費に火が付かない理由として、貯蓄率の高さを指摘する声がある。周総裁はこれについて「貯蓄率が大幅に上昇しているのは家計部門でなく企業部門だ」と強調。安価な労働力の大量供給を背景に、輸出などで稼いだ利益が企業部門に滞留し、家計部門に十分回っていないことが消費の力不足につながっているとの見方を示した。
周総裁は「工業への投資が過剰になれば、生産能力の過剰を生む」とも指摘。「潜在力があるのは都市化に対応した投資だ」と述べ、都市インフラやサービス産業の発展につながる投資に力を入れるべきだとの考えを表明した。(北京=高橋哲史) (21:29)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090703AT2M0302N03072009.html