★阿修羅♪ > 国家破産63 > 400.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 米国でインフレ懸念が金利上昇に作用、経済成長を圧迫=ソロス氏 投稿者 gikou89 日時 2009 年 7 月 02 日 05:49:36)
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090701/36827.html
世界銀行総裁のロバート・ゼーリック氏は6月30日、世界金融市場は安定化の兆しを見せてきたものの、発展途上国における危機回復への道は程遠いと警告した。
世銀総裁のロバート・ゼーリック氏。カナダモントリオールで開かれた国際経済フォーラムいて。2009年6月8日(ロイター)。
発展途上国は現在まさに世界経済危機の深刻な影響を受けており、回復の兆しを見せている先進国に比べ事態は深刻であるという。
ゼーリック総裁は、このような中、世銀の融資業務の需要はますます増えており、クレジット市場は多くの発展途上国で閉鎖状態にあると警告、「金融市場では回復の機会が残されているものの、回復の程度や時期については全く不透明である。また回復を脅かすリスクも存在している。世界各国は金融危機は周期的にやってくることを認識しなければならない。多くの発展途上国が著しい緊張下にある」と警告した。
ゼーリック総裁は2日にチリで開かれるラテンアメリカ財務相会合に先駆け記者会見を行った。ゼーリック総裁は世界各国がいかに経済回復の道をたどるかは、政策決定者らが銀行システム、保護貿易主義、民間企業の債務処理等のリスクにどのように対処するかにかかっていると述べた。
世銀は3月に新興国市場で1兆ドル以上もの社債が発生しており、今年度内の発展途上国の社債額は2−3兆ドルになる見込みであると警告した。ゼーリック氏によると、世界発展途上国は3,500億ドルから6,350億ドル規模の赤字に直面しており、うち1,780億ドルがラテンアメリカが抱える赤字となっているという。これら発展途上国の世銀融資に対する需要は高まっており、世銀自体も融資先から債務不履行となる重大なリスクに警戒しているという。
ゼーリック総裁はラテンアメリカ財務相らと世銀のキャピタルベース増大の方策について議論する予定であるという。議論の中では世界78か国の最貧国(うち39か国がアフリカ諸国)への補助金交付についても話し合われる見込みであるという。