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大きく揺すぶられているのは資本主義体制だけではありません。
民間の資本を集めて市場で競争する体制がうまく行かなくなって、
国にダッコにオンブを頼んでも、国にその能力がなくて
企業そのものが成り立たなくなることは大いにあり得ることです。
何しろ無駄遣いは国の方がもっと激しいのですから、
国が民間に代わって企業の立て直しができるわけがありません。
これからの10年はアメリカでそうした実験がはじまり、
何らかの奇跡が起れば別ですが、
もし国が手古摺って国力そのものを衰えさせることになれば、
民主主義体制そのものが存否を問われることだって
大いにあり得ることです。
とりわけ日本のように、
人を見る目のある人がすぐれた人を選ぶのではなくて、
バカが集まって
バカ殿様の息子を殿様に選ぶのが選挙制度だということになると、
政治家が国の困難に対応できなくなることは、
既に皆さんが目の当たりにしている通りです。
国が問題の解決ができないだけでなく、
企業能力や資力のある人が
国に愛想を尽かして国から逃げ出すより前に、
お金の方が先を争って逃げ出すことは大いにあり得ることです。
もちろん、こういうことは日本よりも一足先にアメリカが起ります。
続いて一番アメリカに近いイギリスが
その後を追うことになるでしょう。
何しろ勤倹貯蓄どころか、
稼ぐお金を悉く消費してしまう国が立派に成り立って行くのなら、
人間何も苦労して働かなくても、
紙幣の印刷をしているだけで贅沢して生きて行ける筈ですから。
但し、もしそれで成り立って行かないことがわかれば、
資本主義も民主主義も大きな修正を強いられることになります。
共産主義や独裁がそれにとって代わるというわけでは
もとよりありません。
アジアの勃興と共に、
新しい文明が芽を吹く時代に入るのではないでしょうか。
皆さんもそろそろ資本主義と民主主義を
疑いの目で見ることからはじめてはいかがでしょうか。