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(回答先: 豪資源大手と中国の鉄鉱石価格交渉、期限切れか=豪紙 投稿者 gikou89 日時 2009 年 7 月 01 日 11:43:08)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0630&f=business_0630_050.shtml
「リーマン破綻前の水準までVIX指数は低下した」「VIX指数が沈静化」「VIX指数の下落で投資家心理は強気に傾いている」これらは、VIX指数をもとにした一般に出回る市場解説です。VIX指数とは何か、という方もおられると思いますのでご説明いたしますと、米株価指数S&P500のオプション取引を示す指数で、一般的に恐怖指数の名で知られています。
では、VIX指数とS&P500指数は完全に連動しているのかどうか、本コラムに添付しているチャート画像をご覧下さい。このチャート画像は、S&P500指数、VIX指数を1年間で表示したものですが、ほぼ連動していながらも、局所では振れ幅に乖離が出ております。例えば、09年初のS&P500が年初来安値を取る場面で、VIX指数は高値を抜けていないのです。また、直近では、VIX指数が安値を割れてきておりますが、S&P500は高値を抜けていないのが事実です。
ズバリ言います。一般解説では、VIX指数下落=S&P500上昇の方程式ですが、この方程式がイコール(=)になることはないでしょう。VIX指数はオプション取引のボラティリティを示す指数であり、決して将来の株高を予測したものではありません。近日のVIX指数下落の要因をあげると、金融危機を発端とした極端な信用不安懸念が解消されてきた証、つまりは「異常」から「正常」へと変わったことを示すものと分析しております。
「知ったらしまい」という相場格言があります。材料が出る前の噂段階で株価は期待値を織り込んで上昇を始め、実際に材料が出た時には広く周知され織込み済みとなっている事を示す格言です。VIX指数も同じことで、安くなってきたから株価が高くなるのではなく、異常であった高い場面から下落する過程が投資チャンスであり、下落してきた現在は誰もが同じ環境化にいる、つまり織り込んできているということは忘れてならないでしょう。相場は、投資情報室で動いているのではなく、現場で動いております。その現場にいる私達はトレーダー、投資家であり、目の前の事象ではなく、未来の収益機会を狙うべく差異を見つけ出していくことが重要です(情報提供:株式会社アイリンクインベストメント)