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マイケルジャクソンの歌、中身、余り正しい方向に歌っていない。
自分は、カルファオニアの破綻のニュースを無くす目的で、裏権力者等が
仕掛けたのではないのか推測しているが。フジサンケイのフジテレビは、この大きな経済事件のニュースを知らせないで、マイケルジャクソンの死を特別に扱っている。
他の無名の人の死も、大きく称えているならば話は別だが。
「引用」
ドキュメンタリー「破綻したカリフォルニア州」
連邦政府からの救済はなし、自力で財政難の対応をしなければならないカリフォルニア州.議会の三分の二承認を必要とするため、増税はできない.
したがって、社会保障や教育など公共サービスの巨額予算カットしか策はないようです.その案では、健康保険を受けている190万人と、生活保護を受けている130万人の貧しい人々が社会保障を失い、数千人の州職員の解雇、50億ドルの教育費カットとなり、カリフォルニア州は破綻したも同然といえます.
まずは、こちらのドキュメンタリー「破綻したカリフォルニア州」(Party1 14:10、Part 2 9:16)をご覧ください.
破綻したカリフォルニア州 Part1 (14:10)
Youtube
破綻したカリフォルニア州 Part2 (9:16)
Youtube
概要
今年はすでに150億ドルのカットを実施.すでに貧困層への健康保険、教育、障害者サポートなどの社会保障に大きな影響が現れている.
学校の先生はすでに三分の一が解雇された. 貧困が多いエリアでは、学校以外ショッピングモールや映画館など何もない.学校がなくなれば、コミュニティーがなくなくる.
州サポートが受けられないと、貧困層への病院は医療を提供できない.医療負担できない貧しい人は、道端で死ぬことになる.
シュワルツネッガー知事は2003年、210億ドルの借金を抱えていたとき70億ドルの減税を実施.3年前にCar税を減税を実施した.算数ができれば、うまくいかないことはわかっていたはず.シュワルツネッガーの政策ミスは明らか.
保守派のラジオ番組[ John & Ken Show]ホスト:「不法移民は、税金取りだ.彼等は教育も能力もなく、貧しい」「カリフォルニアは、税金も払わない貧困層に社会保障や教育など130億ドルものコストを与える必要はない」
「(不法移民者は)アメリカ人がやりたくない仕事をやっている.だれが日当70ドルの仕事をだれがやるのというの?われわれはアメリカに貢献しているのだから、社会保障や教育をうける権利がある」
今回の経済危機は.政府や金融機関が起こしたのであって、カリフォルニア州がおこした問題ではない.政府はAIGやシティに3000億ドルの不良資産を保証をしている.カリフォルニア州の財政赤字はたったの240億ドルなのだから、政府は債務保証をすべきだ.
格付けが低いカリフォルニア州は借入コストは高すぎる.240億ドルの社会保障への支出カットは解決策ではない.
州政府が巨額借金を抱えるよう運営してきた.株価が上昇し景気回復の兆しはあるが、それら借金は消えることはないし、借金は返さなければならない.一体だれが返済することになるのだろうか?
保守系の多い共和党は、反増税(Anti Tax)、反財政支出(Anti Spending)、反移民(Anti Immigrant)を主張しています.
このドキュメンタリーで、保守系ラジオ番組ホスト(後半)は「不法移民は、税金取り」「カリフォルニアは、貧困層に社会保障を与える必要はない」などと言っていましたが、この主張は下記2点で矛盾していると思います.
1. 不法移民を国外撤去することは不可能
全米に不法移民は、1000万人から2000万人いるといわれています.これだけの不法滞在者を取り締まるのは、現実的に不可能.すでにアメリカ経済は、レストランのキッチン、ホテルの清掃、農業、建築など安い労働力として不法移民に頼っています.
2. 安い労働力によって生活水準に貢献
たとえ、不法移民全員を国外へ強制送還させたとしましょう.不法移民の安い労働力がなくなり、人件費高騰.レストランのキッチン、ホテルの清掃、農業、建築などの物価・サービスコストが高くなり、ライフスタイルを下げることになります.不法移民の安い労働力によって、結果的にアメリカの生活水準を向上していることになります.
つまり、 「不法移民を低賃金で働かせ、でもベネフィットは無しよ」不法移民の安い労働力によって生活水準の向上(社会的恩恵)を受けているが、それら不法移民に対しては社会保障のコストは払いたくないという矛盾です.
選択は2つに一つしかありません.
(A)不法移民の安い労働力がほしいのであれば、社会保障(ベネフィット)を提供する.
(B)不法移民を強制送還させ、物価・サービスコストに対価を払う
「(B)の物価・サービスコスト上昇」は、「(A)の社会保障=増税」という部分では、結果的に似ているポイントとなります.
210億ドルの借金を抱えていたにもかかわらず、減税をすすめたシュワルツネッガー知事の判断は間違っていたと思います.2003年、「増税は絶対にしない」として当選したシュワルツネッガー.無理な減税、減税をおこない、経済危機により財政危機になると増税への方針転換.住民投票により増税が拒否され、残る道は社会保障と教育のカットしかないという最悪の事態になりました.
増税には3分の2の議会承認が必要というハードルの高さ(改憲するのと同様)なのであれば、シュワルツネッガーは減税にはより慎重であるべきであったです(なぜ減税にも3分の2の議会承認が必要でないのか疑問ですが...)
貧しい人々や障害者など社会的に弱い立場の人は、最低限の保障されなければ、社会は疲弊することになります.貧富の差拡大は治安悪化につながり、教育費削減により子供の教育レベル低下は国の衰退につながります.
今回のカリフォルニア危機では「政府の役割」「社会のあり方」などを考えさせられるのですが、もし社会保障が提供されないことになれば、カリフォルニア州は反面教師として歴史に残ることになると思います.
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