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FRB議長:一連の金融危機対策擁護へ−続投の是非めぐる議論始まる 6月23日
(ブルームバーグ):
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長(55)は、来年1月31日の任期満了後も同議長が続投すべきかどうかの議論が始まるなか、金融の崩壊に歯止めをかけるために実行した過去に例のない一連の対策の正当性を主張し、自らの立場を擁護していく見通しだ。
バーナンキ議長は25日の米下院監視・政府改革委員会で、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)による証券大手メリルリンチ買収を後押しするためにFRBが講じた措置について証言する。この問題をめぐっては、議会内でFRBの介入を問題視する動きが強まっている。議会証言は、23、24の両日開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)会合の直後に行われる。
オバマ米大統領はバーナンキ議長について、「非凡な仕事」を成し遂げたと称賛しながらも、再指名を約束しているわけではない。ガイトナー財務長官はある議員に先週、サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長が立候補する可能性について、政権の高官らが候補に上がっていないと保証するのは「適切」ではないと語った。
FRBの元エコノミストで、DMJアドバイザーズ(デンバー)の社長を務めるデービッド・M・ジョーンズ氏は「ハゲタカが獲物を探して旋回している」と述べ、危機の深みから「信頼感の好転」が始まっても、バーナンキ氏は「守勢に立たされることになる」と予想する。
混乱を引き起こす可能性低い
バーナンキ議長は、大恐慌以後で最も積極的にその権限を活用するFRBを監督してきた。金融監督権限が今後拡大・集中することになるFRBのかじ取りをうまく行えるかどうかが同議長にとって問題となる。
ただ、バーナンキ氏の再任が投資家に混乱を引き起こす可能性は小さく、大統領が最初の任期で現職のFRB議長を交代させた例は過去30年間1度もない。このため、ウォール街(米金融街)とワシントンでは、バーナンキ議長が再指名される公算が大きいとの見方が大勢を占めている。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=atR1L5wpcca0&refer=jp_news_index