★阿修羅♪ > 国家破産63 > 292.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
今後20年も主流で有り続けるプラグイン・ハイブリッド車を持たない自動車会社は、近い将来、あっと言う間に苦境に陥るだろう
http://www.asyura2.com/09/hasan63/msg/292.html
投稿者 TORA 日時 2009 年 6 月 19 日 16:01:54: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu194.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
今後20年も主流で有り続けるプラグイン・ハイブリッド車を持たない
自動車会社は、近い将来、あっと言う間に苦境に陥ることを意味する。

2009年6月19日 金曜日

◆インサイト、プリウス「エコカー効果」で販売絶好調 6月13日 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090613-00000144-yom-bus_all

ホンダは12日、2009年度の国内の新車販売台数が4月時点の予想より約3万台多い、60万台程度になるとの見通しを明らかにした。環境対応車の購入に対する優遇税制(エコカー減税)などを追い風に、ハイブリッド車「インサイト」や小型車「フィット」の販売が好調なためだ。

 ホンダは当初、09年度の国内販売見通しを前年度実績比1・4%減の57万2000台と、8年連続の減少を予想していた。だが、2月に発売したインサイトの売れ行きが予想を大幅に上回り、4月の販売台数は自動車大手8社で唯一、前年実績を上回った。

 トヨタ自動車は12日、5月18日に発売した新型プリウスの受注が好調で、現在注文しても、工場からの出荷は半年後の12月下旬以降になることを明らかにした。実際に車が届く納車は来年にずれ込む可能性もあるという。トヨタは、海外向けの生産を一部、国内に振り向けることも検討している。

 新型プリウスの受注台数は発売から1か月弱で、16万台を突破しており、受注に生産が追いつかない状態だ。

 プリウスの生産体制は、堤工場(愛知県)など国内2工場で月5万台となっている。このうち国内向けは2万台で、残りは輸出向けとなっている。


◆3代目プリウスを買って乗って考えた (09/06/17) 日経エコロミー
http://eco.nikkei.co.jp/column/ecowatching/article.aspx?id=MMECcd000016062009&page=5

電気自動車はガソリンを使うハイブリッド車が衰退した後に主流になるか?

実像は恐らく違う。3代目が出す上述した3種類の強いメッセージ、これが全体の方向性を決めるだろう。この進化を未来に延長し、他の技術の動向を展望して見ると、今後10年間程度の車の展開はこうなる。

 まずは家庭で充電できる「プラグイン・ハイブリッド車」が普及し、その後しばらくしてから、充電器などの設置が進み都市内交通用に特化した「電気自動車」との2種類共存になることが確実である。しかも、その状態がかなり長期にわたり、恐らく30年ごろまで続くのではないか。

 電気自動車の最大の減点要素は、電池のコストである。コストは、そう簡単に下がらない。しかも、もう1つの減点要素である「寿命」という大きな技術課題を抱えている。現時点で、電気自動車を買えば、そのコストの80%以上が電池の値段だということになりかねない。もしも数年で電池が寿命を迎えると、ほぼ新車を買える金額を電池交換のために払わなければならない。

 いずれにしても、搭載する電池の量が車の価格を決める。すなわち、電気自動車もプラグイン・ハイブリッド車も、そのグレードは、搭載する電池の量で決まることになる。航続距離(無充電で走れる距離)が10キロのグレード、30キロ、50キロなどといった形である。

 日常的な目的に応じて、電池の量を注文して搭載することが合理的である。通勤距離が片道10キロ未満なら20キロ分の電池を搭載したプラグイン・ハイブリッド車を購入すれば、ほとんど電気だけで走ることができて、環境性・経済性抜群である。

 買い物用ということならば、いつもの買い物ルートを走ることができる適量の電池を搭載すれば良い。買い物の駐車中に充電できるからである。もしも引っ越しなど、運転状況が変わったときのために、電気自動車も、プラグイン・ハイブリッド車も、電池を追加購入し搭載できることが大前提となる。

 電気自動車の出番は何か。都市内コミューターなら、純電気自動車のカーシェアリングがもっとも合理的である。いつでも充電された車を使えるからである。カーシェアリングを前提とすれば、搭載する電池の量は少なくて済む。

 カーシェアリングでは満足できず、都市内用の自家用車が欲しいのなら、GMボルトのような「シリーズ型」のハイブリッド車のエンジン部を分離できるようにして、普段は純粋な電気自動車だが、必要に応じてエンジン発電ユニットをリアカーのように連結するといった考え方が合理的である。発電ユニットは、場合によってはレンタルという方法もあり得るだろう。

 となると、日本の自動車メーカーは、シボレー・ボルト的なシリーズ型のハイブリッドの研究開発をもっと進めておくべきなのかもしれない。

 もしも週末や休暇の長距離ドライブが主要な用途ならば、電池のコストが10分の1、寿命が3倍にならない限り、電気自動車という選択肢はない。プラグイン・ハイブリッド車にして、せいぜい10キロ走行分の電池を搭載すれば良いのではないか。場合によっては、通常のハイブリッド車でも良いのかもしれない。電池を必要以上に搭載すれば、重量も増加して燃費に悪影響を与えるからである。

以上が、恐らく2030年までの自動車の進展の実像である。ハイブリッド車は、発売後11年6カ月を経て、今日はじめて主流の座についた。しかも、多少改良版であるプラグイン・ハイブリッド車が、今後20年も主流で有り続ける。ということは、プラグイン・ハイブリッド車を持たない自動車会社は、近い将来、あっと言う間に苦境に陥ることを意味する。そして、純粋な電気自動車は、カーシェアリングが普及して、自家用としての市場は小さくなり、利益が出るような対象ではなくなる。

 これ以外の選択肢は無いのか。かつて言われていたような、水素燃料電池車は結局実現しないだろう。水素の製造・供給インフラが整備されるとは思えないからである。水素でもロケットならコストは度外視だから飛ぶが、「作る」「運ぶ」「貯める」がコスト面でいずれも難しく、汎用の燃料としては劣等生である。

 電気の場合は「貯める」が難しい。もちろん、電池のコストが現在の10分の1近くになり、寿命が10年持つようになれば、すなわち、アイ・ミーブが120万円で売られるようになれば話は多少違ってくる。さらに、電池コストが今の20分の1になれば、決定的に違うストーリーを書くことになるだろう。しかし、電池技術は歴史が長いだけに、画期的な発明は出にくいものである。

 30年以降の状況はどうなのか。答えは現状のものとはまったく違う「液体燃料を燃やせる新型の燃料電池」の開発次第ということになるだろう。なんといっても、炭化水素系液体燃料というものは、エネルギー体積密度、エネルギー重量密度の2点で、なかなかしのぐ存在がない燃料なのである。

 いずれにしても、この4月から起きたハイブリッド車の大量普及は、今後の車社会の大幅な変革の第1歩にすぎないが、それが今年起きたことに注目し、未来動向を見つめるべきである。

(私のコメント)
今日から新車買い替え補助の申請受け付けが始まりますが、13年を越えた中古車からエコカーに買いかえると最大25万円の補助金がつくそうです。石油の価格もまたじりじりと上がってきて1バレル100ドルを越えるのも時間の問題でしょう。中国がアメリカ以上の石油がぶ飲み大国になっていくから世界の投機資本が石油に投資をする。市場規模からいって石油価格を吊り上げるのはヘッジファンドにとっては容易いことだ。

ヘッジファンドの中では巨大な石油タンクまで買い占めて現物投資をするところまである。株などに投資をするよりも上昇スピードが速いからレバレッジを効かせた投機も増えるだろう。90年代の時のようにサウジなどに増産を呼びかけてもサウジも増産余力がない事がはっきりしてきた。つまり石油の暴落はありえない状況になってきた。

ゴールドマンサックスなどは新興国に投資をしてリターンを得る戦略をとってきましたが、中国への集中的な投資で成果を上げてきた。中国も輸出で得た資金をアメリカの投資銀行にリターンすれば米中の共存体制が確立する。しかし経済発展すれば石油を消費も増えて中国は世界中から石油を買いあさっている。

このような状況を見ればガソリン価格も上がるのは当然であり、東京でも一時リッター100円まで下げたガソリンも120円にまで上がってきた。円高でもこれくらい上がっているのだから他の国では倍近く値上がりしているところもあるだろう。このような状況ではガソリンがぶ飲みの大型車が売れなくなり、ハイブリッドカーのような低燃費車がバカ売れするようになってきた。

先月プリウスも発売になりましたが、日経エコロミーの記事でプリウスのオーナーになった安井氏の実際の走行燃費においてもリッター25キロから30キロ近く走るようだ。プリウスのガソリンタンクは50リットルだから、一回入れれば1500キロ走れる事になる。実際に東京から鹿児島まで無給油で走った人もいます。


◆新型プリウスの無給油1000マイル超え挑戦記 6月17日 カーウォッチ
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090617_294388.html

インサイトは壇ノ浦PAで燃費をチェックして31.0km/L。九州に一度上陸してから引き返し、美東SAまで走って1085km、33.80L給油して満タン法で32.1km/L。燃費計の数字は30.8km/Lという数字になりました。

 登り坂が多い区間では新型プリウスのほうが、ユラプリ号に比べ燃費がよかったものの、下り区間ではユラプリ号のほうが燃費が優れていました。

 先代のユラプリ号、新型プリウスとも燃料タンクの容量は仕様上45Lなのですが、ボディーを傾けながら給油する「超満腹満タン法」では、ユラプリ号には58Lも入りました。新型プリウスでは、同じ45Lでもタンク容量が小さく、それほどは入りませんでした。

 それもあってか新型プリウスでは、燃料の残量を示すゲージが九州に入ると1つになり、北熊本SAの前で燃料警告が点滅を始めました。これは残量が6Lあまりということです。鹿児島ICの手前、桜島SAで新型プリウスの無給油記録チャレンジをギブアップ。1388km走って燃費計は33.1km/L。これに対して一度ミスコースしたユラプリ号は、1396km走って34.2km/Lでしたが、その時点で燃料ゲージが4つ残っていました。結局、この後新型プリウスの先導で一般道を走り、6月8日の14時7分ゴールの熊本空港に到着。ユラプリ号と一緒に記念撮影をしました。

 ユラプリ号の熊本空港到着時点での走行距離は1677.2km、燃費計では34.5km/Lを記録しました。熊本空港に到着後も、燃料ゲージは2つ点灯しており、最終的に近くのガソリンスタンドに移動して東京で給油して以来、初めての給油となりました。1000mileclubの正式ルールでは、このスタンドまでの走行距離である1685.3km、燃費計の34.4km/Lが記録として残りました。高速道路を使った今回のチャレンジでは、1000mileclub始まって以来の最短時間で1000マイル超えを果たしたことになります。

(私のコメント)
軽自動車がリッター20キロくらいしか走らないから、リッター30キロ走るプリウスやインサイトの燃費は驚くべきものだ。電池の性能が上がってくればこの数値がどんどん上がってくるから、都内を走ってもリッター50キロくらい走るハイブリッドカーも出てくるだろう。最近ではプリウスのタクシーを良く見かけるようになりましたが、経済性でも実用レベルになってきたのだろう。

ニッサンのゴーン社長はハイブリッドを過渡的な車だとしてハイブリッドカーの開発を中止させた。確かにハイブリッドカーはガソリンエンジンとモーターと重たい電池を積むから重量が重くなって燃費はなかなか良くならなかった。二つの動力を組み合わせる事も大変な技術であり、トヨタやホンダは10年以上の開発でようやく実用レベルまでこぎつけた。

来月には三菱からアイミーブと言う電気自動車が発売されますが、1回の充電で160キロしか走らない。値段も450万円もしますが4分の3が電池のコストだ。安い氏が言うように電池のコストが十分の一にまで下がれば電気自動車も普及するだろう。しかしリチウムなどの高価な材料を使っているうちはコストダウンしようがない。燃料電池もプラチナを使うから安くは出来ない。

ニッサンやマツダも慌ててハイブリッドカーを開発していますが、開発するには数年はかかるだろう。トヨタやホンダは他の車種にもハイブリッドを組み込んだ車を発売していくそうですが、燃費はガソリンエンジンをいくら改良しても限界に来ていますが、ハイブリッドカーは電池の性能向上で電気で走る割合が増えていけば限りなく向上して行く。

電気自動車もアイミーブのようにタウンカーとして普及して行くと思われますが、ロンドンやミラノなどのように電気自動車かハイブリッドカーでなければ走行できない規制が広まれば限定的に普及していくだろう。私が感ずるエコカーの一番良いところは騒音が少ない事であり、大通り沿いの家などは騒音で悩まされている。タイヤ音は仕方がないがエンジン音のうるささにはまいってしまう。

工学的に言えばガソリンを爆発させて上下動から回転運動に変えてギアで調整するからガソリン自動車のエネルギー効率は非常に悪い。それに対して電気モーターだとエネルギーを無駄無く動力に変換できる。問題は電池やモーターなどにコストがかかることであり、燃費の良さで回収できればハイブリッドカーがガソリン車に代わって主流になるだろう。


「株式日記」は基本的に経済サイトであるのですが、コメントを見ると政治や政局などの関係ないコメントが多い。6月7日にもエコカーの事を書いたのですが関係の無いコメントばかりだ。経済の事は難しいからコメントできないのでしょうが、エコカーのような次世代型の自動車の普及は石油が無ければ動かないと言う常識を覆そうとしている。ひいては石油帝国であるアメリカの盛衰にも関わってくる問題だ。

最近の若い人は自動車も持たない人が多いからエコカーなど関係がないと言う人が多いが、もっと広い視野を持つべきだ。民主党の悪口ばかり書きたてる人がいるが、自民党の世襲のバカ議員の無能さが日本の停滞をもたらしているのだ。外資にとってはその方が都合がいいのでしょうが、日本においては有能な人材は製造業に行ってしまって、政治家や金融業には有能な人材が集まらない。

日本の自動車産業やエレクトロニクス産業は世界をリードするほどなのに、政治や外交などには有能な人材が集まらない。学校の教育などにおいても政治が絡むと臆病になって事なかれ主義になって思考が停止してしまう。優秀な兵器は作れても戦略が分かる人材は日本にはいない。兵器オタクはいるのですが大戦略家がいない。

リチウム電池の開発で従来型の潜水艦も飛躍的な変化を遂げるだろう。通常潜水艦もジーゼルと電動モーターのハイブリッドなのですが、電池の進歩は通常型潜水艦も原子力潜水艦に負けないほどの水中作戦能力をもたらしている。だから中国の通常潜水艦がアメリカの原子力空母を脅かすほどに成っている。日本が本気になれば世界一優秀な潜水艦が出来るはずですが、浜田大臣のようなバカ世襲政治家が日本をダメにしているのだ。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 国家破産63掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。