★阿修羅♪ > 国家破産63 > 275.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
日本公庫 6554億円赤字 中小企業向け融資拡大(東京新聞)
2009年6月16日 朝刊
日本政策金融公庫(日本公庫)が十五日発表した二〇〇九年三月期決算は、六千五百五十四億円の純損失となった。同日までに出そろった日本政策投資銀行、商工中金の三つの政府系金融機関の決算(〇八年十月〜〇九年三月)は、いずれも赤字。景気下支えのための融資による不良債権処理費用がかさんだ。
日本公庫は国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の国際金融部門が統合し〇八年十月に発足。信用保証協会を通じた中小企業向け融資で貸し倒れに備えた費用である「保険契約準備金」などを計上した結果、大幅な赤字となった。
一方、中小企業や農林漁業者向け低利融資である「セーフティーネット貸付」の実績は一兆三千九百二十二億円にまで拡大した。
東京商工リサーチがまとめた〇八年度の全国の企業倒産件数は前年度比12・3%増の一万六千百四十六件で、〇二年度以来六年ぶりの高水準。上場企業の倒産も四十五件と戦後最多。政府系金融の融資が下支えとなりパニック的な状況は回避できたとの見方もある。
この日東京都内で記者会見した安居祥策総裁は「景気は底を打ったかにみえるが、これが元に戻るのは難しい。今後も危機対応の融資が続けば、費用も増えることになる」との見解を述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009061602000057.html