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景気下げ止まりつつある 日銀が金融政策決定会合(中国新聞) '09/6/16
日銀は16日、金融政策決定会合を開き、景気の現状判断を「大幅に悪化した後、下げ止まりつつある」と2カ月連続で上方修正した。白川方明しらかわ・まさあき総裁は決定会合後の記者会見で「コマーシャルペーパー(CP)や社債の発行環境はずいぶん改善した」と述べ、緊張が続いていた金融市場にも改善の動きがみられるとの認識を示した。
同時に、白川総裁は景気の先行きについて「(個人消費など)最終需要の動向に大きく依存する」と指摘。「最終需要の回復について慎重にみている」とし、景気の回復力は弱いと判断していることも明らかにした。
白川総裁は、景気が下げ止まりつつある理由として(1)世界的な在庫調整の進展(2)極端な不安心理の後退(3)積極的な財政・金融政策の実施―を挙げた。ただ、「この三つは先行きの自律的な民間需要の回復を保証するものではない」と説明した。
日銀が異例の措置として実施しているCPや社債の買い入れ、米ドル資金供給などは「必要以上に長期間続けると市場にゆがみを与える」と指摘。終了するかどうかは「予見可能性のある形で(実施期限を迎える)9月末までに判断する」と述べるにとどめた。
市場改善を裏付ける動きとして「社債は発行ラッシュともいえる」としたが、「格付けが低い企業の発行はほとんど行われないなど二極化している」とも述べ、全体では厳しい状態が続いているとの認識を示した。
同日の会合では、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標は、現行の年0・1%程度で据え置くことを全員一致で決めた。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200906160288.html