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中国は米国債購入を継続する必要がある─NSSF理事長=金融時報(ロイター)
2009年 06月 11日 14:05 JST
[北京 11日 ロイター] 中国の全国社会保障基金(NSSF)の戴相竜・理事長は28日、中国は米国債の購入を継続する以外に選択肢はない、との見解を示した。
11日付の中国紙、金融時報が伝えた。
報道によると、理事長は天津で開催されたフォーラムで「良い点と悪い点を比較評価すれば、中国にとって米国債の購入は必要な選択肢と言える」と述べた。
一方、中国は巨額の外貨準備の運用を多様化する必要がある、とも語った。
さらに、中国は海外での直接投資を増額すべきだとし、海外でのポートフォリオ投資を増やすため、適格国内機関投資家(QDII)制度を拡大する必要がある、と述べた。
中国は1兆9500億ドルの公式外貨準備高のうち、約70%をドル資産で運用している。
中国財政省の李勇・事務次官は同じフォーラムで、ドルのみならず、ユーロ、ポンド、アジアの主要通貨を含むより「多様性のある」国際通貨システムを中国政府は追求している、と述べた。
事務次官は、世界の金融システムの変革は長期にわたるもので「1つのステップで完了するものではない」とした一方、スタートの現段階で小幅な歩みを重ねることはできる、と述べた。
事務次官は「国際通貨システムに大幅な変更を加えることは不可能だが、第1段階として、主要な準備通貨を持つ国の財政・貿易赤字を抑制するメカニズムを見出すことは可能だ」とし、米国に暗に言及した。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-38506120090611