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【2009年5月29日（金）夕刊】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/05/29/20090529e_01.html
北海道丸井今井（本社札幌市中央区、國方克彦社長）は２９日までに、北海道丸井今井室蘭店（室蘭市中島町）について、来年１月末で閉店する方針を固めた。丸井今井の再建に絡み、来年２月以降の商品供給の見通しが立たないため、今後の店舗運営に大きな支障をきたすことなどが要因とみられる。國方社長は同日朝、室蘭店の全従業員に対して、来年１月末に閉店する考えを伝えた。
北海道丸井今井は室蘭市などに対して、同日午後までに閉店の方針を説明、その後の「室蘭バイ（買）地域運動・丸井今井室蘭店存続推進会議」でも伝える見込み。室蘭店は創業１１９年の歴史に幕を下ろす。
北海道丸井今井室蘭店は、明治２４年１１月１９日、同市中央町で開店。モダンな建物が市民の話題にもなったが、昭和５６年に現在の中島町に店舗を移転。
平成１７年の丸井今井の経営再建計画以降は、会社分割された清算会社・北海道丸井今井が「平成２２年１月末に存廃を判断する」方針で、丸井今井（本社札幌市中央区、畑中幸一社長）と販売委託契約を締結して店舗を運営していた。
一方、室蘭店は民事再生手続き中の丸井今井のスポンサー企業・三越伊勢丹ホールディングス（本社東京）設立の新会社に事業譲渡されないなど、丸井今井の再建計画に盛り込まれない現状から、厳しい情勢に立たされていた。
室蘭店で買い物中の同市港北町の女性(５０)は「本当ですか。予想はしてたが、残念です」と話していた。
（松岡秀宜）
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