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5月28日12時2分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090528-00000050-mailo-l02
◇来期の単年度黒字見込みを強調−−株主総会で対馬郁夫氏
青森市のJR青森駅前にある再開発ビル「アウガ」を運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」は27日、株主総会を開き、資産から08年度(09年2月期)の累積赤字7億4769万円を引いた純資産が200万円余りとなり、債務超過寸前であることを明らかにした。対馬郁夫代表取締役常務は、来期は営業利益の増加や利息負担の軽減で単年度黒字が見込めると強調した。
同社によると、08年度は店舗売上高28億1108万円(前年比2%増)▽営業利益約2099万円(同330%増)▽支払い利息約3732万円(同41%減)▽単年度赤字約2219万円(同61%減)だった。
営業利益が急増したのは、店舗の入れ替えやテナントへの営業指導を徹底した成果だとし、支払い利息は市に支払う金利が金融機関より安くなるため、来期は約2400万円に減る見込みだと説明。対馬常務は「短期利益を出す経営的環境が整ってきた」としている。
しかし店舗売上高の約28億1108万円は、昨年5月に同社が「中期10カ年経営計画」で示した目標の30億円に届かなかった。対馬常務は「市の支援策が計画を作った当時から変わった」とし、当初目標では来期の店舗売上額を32億円に設定していたが、30億円に減額する方針を示した。この目標に加え、金利や直近の店頭売り上げの数字を反映した新経営計画を7月ごろに発表するという。
金融機関に対する同社の債務問題では、救済策として市が地域振興基金から約8億5000万円を同社の債権買い取りに充て、信託会社へ信託して受益権を得ることになっていた。しかし1金融機関が債権譲渡に応じなかったため、市は信託会社との契約を中止。一般会計の8億5000万円を基金の積み立てに充て、33年間かけて約23億円を同社から返済してもらう計画だ。
【鈴木久美】
5月28日朝刊