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(回答先: <御手洗経団連会長>難題次々「悲運の財界総理」 最終年へ 投稿者 gikou89 日時 2009 年 5 月 28 日 08:52:13)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCVG5709.html
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)26日の米国債市場では、「メモリアルデー」の祝日明けで株価が急上昇するなか、投資家が長期ゾーンを中心とした米国債売りに出たことから、2年債と10年債の利回り格差は拡大し、2003年に記録した過去最高水準に迫った。
この日の米国債相場は、複数の要因に打撃を受けた。まず、全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表した5月の消費者信頼感指数は54.9と、昨年9月以来の高水準に達したことから、リスク志向が高まると共に、米経済が底入れしつつあるとの楽観論が広まった。このため、資金の安全逃避先としての米国債の妙味が薄れた。
米財務省が27日に実施する5年債350億ドルの入札と、28日に行う7年債260億ドルの入札を控え、投資家が価格を押し下げようとしたことも、米国債価格の下落要因となった。結果として、5年債と7年債が最も大きく売られた。
急速に拡大する米財政赤字が、最終的に米国からトリプルA格を奪う可能性があるとの懸念が強まるなか、先週から始まった長期米国債の売りはこの日も続いた。10年債利回りは、昨年11月半ば以降では初めて、節目とされる3.5%を上回った。
景気後退(リセッション)対応を目的とした積極的な財政および金融政策が、長期的にはインフレを加速させ、ドルの価値を損ない、引いては外国人投資家にとっての米国債の価値を低下させるとの懸念が続いている。海外中央銀行をはじめとする外国人投資家は、6兆3,500億ドル相当の米国債発行残高のうち、半分以上を保有している。
「米国債市場にとっては、極めて弱気な受け身の状況となっている。(財務省や米連邦準備制度理事会(FRB)の政策に対する)信頼感の喪失を浮き彫りにしている」と米みずほ証券の米国債取引ヘッド、ジェームズ・コンビアス氏は語った。
10年債利回りの次の水準は、3.60%〜3.63%近辺になるとし、利回りはこの水準まで上昇すればやや安定化するだろうと、コンビアス氏は述べた。
26日に実施された2年債400億ドルの入札において堅調な需要がみられた影響などから、2年債利回りの上昇幅は、すべての年限のなかで最も小幅な水準にとどまった。2年債利回りはゼロ〜0.25%のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標によって十分抑制されている。
2年債が10年債よりも堅調に推移したため、2年債と10年債の利回り差で示される利回り曲線は取引終盤に、先週21日の249bpや22日の256bpに対し、263bpまで拡大した。利回り曲線は、昨年11月13日に記録した261.9bpを突破し、現在は2003年8月13日に達した過去最高水準の274.7bpに迫っている。
この日実施された2年債の入札では、好材料がいくつかみられた。なかでも、海外中央銀行をはじめとする国内外の機関投資家に落札された割合は54.4%と、2006年11月以来の高水準となった。前回4月の入札の割合は28.7%、過去10回の入札の平均は34.61%だった。
価格 前日比 利回り
2年債 99 29/32 - 1/32 0.925%
5年債 98 00/32 -14/32 2.307%
10年債 96 14/32 -25/32 3.551%
30年債 95 31/32 -1 22/32 4.496%
(米東部時間26日午後5時)