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ダボス会議では何が行なわれているのか
中丸 開の権力というのは一枚岩ではなくてその正体はすごく分かりづらいのですが、欲の深い人たちばかり。己の欲を満たすというその一点で繋がっています。戦争もビジネスも、すべてはお金のためなんです。そこまでお金に執着できるのは、凄いとしかいいようがありません。石油、そして穀物のメジャーも同様です。アメリカの場合、メジャーの中にいるナチ勢力が取り仕切りました。ペンタゴンもブッシュ一派です。
闇の権力はアメリカの支配階級を乗っ取って動かしています。アメリカー国だけがお金や軍事力でスーパーパワーというわけではないのです。そのアメリカから搾り取るだけ搾り取って、今、ぼろ雑巾のように捨ててしまおうとしています。そして寄生虫のように中国へと移ります。
そして、今、私は日本の政治家たちにも食糧危機の対策をきちんとしなくてはいけないと言っております。ダボス会議は毎年スイスのダボスで開催される国際会議で、正式名ははワールド・エコノミック・フォーラム。このダボス会議そのものが闇の権力が取り仕切っているもので、日本の次の首相を決定する場でもありました。
1993年の会議には、当時日本新党を創設した細川護熙も参加していました。会議から帰国した細川は自民党を離れた小沢一郎と手を組んで連立政権を作ったのです。細川政権で彼がやったことは、米の自由化でした。あれによって大規模な減反が始まりました。 その後、よそからカビの生えた米やとんでもない薬づけの米が入ってくるようになりました。非常に毒性の強い米を買わされている状態なのです。こういうものも排除して日本の減反制度を農水省に即刻、止めさせなければいけません。食糧危機が目前に迫っている実態、そして重要な事実を驚くほど日本の政治家や官僚は分かっていません。
日銀はドル紙幣を刷っている
中丸 これまでも少し触れていますが、日銀がサブプライムローンの問題が始まっていたときにやっていたことはとんでもないことでした。本来、日銀は日本のお札を刷るところです。ところが1回に60兆円分のドルを刷ってアメリカに納入しているのです。2008年の秋から2、3ヵ月の間に80数兆円分のドルを刷ってアメリカに送っています。
日銀は現在でも、200兆円分のドルを刷って用意していると聞きました。本来は政治家が財務省にこのことを質して、日銀を調べてそれが本当かどうかを確認すべきなんです。本当だったら大変なことではありませんか。何のためにそういう事をしているのか。日銀に直接聞いても答えないと思いますが、政治家だったら、財務事務次官などを参考人招致して確認する方法はいくらでもあります。でも財務省の事務次官や大物の政治家も全然知らないということが多いのです。
これはぜひ読者の皆さんも調べてみてください。「どうして日銀がドルを刷っているのか、そんな勝手なことを日銀にさせていいんですか」と。
日銀という機関は日本の政策に役立つことをやっていく大切な国家機関です。それにもかかわらず勝手なことを平気でして、政府の質問にも答えない。これは戦争中の大本営発表となんら変わりません。陸軍が勝手に動いて戦争をはじめてしまったのと似ています。私はこのことは「大変なことなので調べてみてください」と言って政治家に訴えたことがありました。
日本が刷ったドルは日本国民が保証するから日本の借金になるわけです。ドルを刷って借金を作っているなどとはとんでもないことです。こうしたことは日本の国会審議を通していません。国家予算が82兆円とか85兆円で、それが2、3ヵ月で80数兆円分のドルを刷ってアメリカに差し出すとはどういうことなのでしょう。しかもこのことを国会議員の誰も知らないなどとは論外なのです。ベンジャミンさんも「日本がドルを刷っている」という話は聞いたことあるでしょう。
ベンジャミン 私もその話は知っています。日銀は全国に支店をもっており、その支店で実体経済の規模などのさまざまな調査を行ない、それに合わせてお金を印刷しています。それは誰でも知っていることですが、日経新聞や日銀の幹部でもそのレペルまでしか知りません。
お金というものは、そもそもは紙札です。昔、中国などでも行なわれていましたが、ひとつの家庭で礼を配って例えば米1キログラム分、油何リットル分などと買わせていました。日銀の紙幣はその札のようなものです。
日銀は第2次世界大戦までは大日本帝国陸軍が支配していました。非常に重要なのは日銀が刷る量と実体経済の規模を調べ、インフレを避けるという役割を担っていることです。これはだれもが知っている話です。
私も流れが分からなかったのですが、ポイントはそれを刷ってからどうやって配っているのか、配る権利を持っているのは誰かということなんです。日本の場合、1985年までその権利は握っていたのが基本的に大蔵省(現財務省)でした。だから大蔵省は日本の役所の中で1番権力があると言われていたのです。大蔵省が通産省(現経済産業省)や他の省庁からも要望、計画を聞いて配っていたのです。昔は皆、料亭で飲みながら芸者と一緒に配り方を決めていました。しかし、1985年にアメリカ軍がJAL123便をミサイルで撃ち落としたのです。
アメリカは日本を武力でずっと脅してきました。結局、政界のトップの人に聞くと必ず、脅しと賄賂がワンセットなんです。日本だけではなくて韓国だろうが、旧ソ連だろうが各国やっているのです。
民主党の小沢一郎代表の秘書が政治資金規正法で逮捕されたのも、小沢代表の「駐留米軍は第七艦隊だけでいい」という発言を受けて、アメリカからの要請を受けた国策捜査の疑いが濃厚です。
結局、闇の権力が賄賂と脅迫と洗脳で人を動かし、日本を植民地化したわけです。当然、歴代の総理大臣、財務大臣が、賄賂と脅迫で、闇の権力の言いなりになりました。民主党の上層部も闇の権力の管理下にあると言われています。これは大物右翼、それから民主党議員など、複数の情報元が言うんです。民主党は官僚をずっと攻撃していますね。たしかに天下りは悪いですが、終身雇用でも転職できないという問題点もあるのです。日本の従来のシステム、つまり官僚主導で、一部の大物フィクサーによって高度成長がもたらされたわけですから。
私が聞いているのは、警察、検察がうごいているのは、大連立に向けて、闇の権力の手先をパージしようじゃないかという動きです。水面下で最後まで闇の権力に抵抗していたのは、日本の公安や検察です。国を守るためにです。
だから、警察が動いて「いつでもお前達をつぶせるぞ」と言ってしまったんで、水面下では与野党の一部で大連立を模索しています。
アメリカはアメリカで、まだ属国日本を継続させようと必死なんですね。でも日本植民地時代も終わりに近づいており、安保条約が見直されることになるでしょう。
● ミニ解説 ●
この書籍は中丸薫氏とベンジャミン・フルフォード氏の対談の形でまとめられています。部分的には承伏できない内容も含まれていますが、ここにご紹介した内容はこの国の近未来を考える上で大変有用です。
私が特に特に注目していますのは、日銀が政府の承認もないまま勝手にドルを刷っているという事実です。これは単なるFRB(連邦準備銀行)の印刷代行ではないはずです。
日銀の株の40%はロスチャイルド家が持っていると言われています。このことからもわかりますように、日銀は日本の中央銀行ということになっていますが、FRBと同様民間の銀行です。
その日銀の福井前総裁が退任するにあたり、新しい総裁を選ぶ時に、小沢民主党が総裁人事に横やりを入れてきたのです。財務省出身で最有力候補だった武藤敏郎氏の就任に徹底的に難色を示し、葬り去りました。政府が次の候補として提案した前財務次官の渡辺博史氏にも、これまた小沢民主党が強力に反対したため、しばらく総裁ポストが空席のまま白川氏が総裁代行を勤めることになりました。
結局、白川氏がそのまま総裁に就任することになりましたが、私はなぜ最有力候補だった副総裁の武藤敏郎氏や前財務次官の渡辺博史氏など、政府系の人物の総裁就任を徹底的に拒否し、白川氏のように全く政府とのパイプを持たない人物を総裁に据えようとしたのかがわからなかったのです。
ここにきてようやく理解できました。政府系の武藤氏が総裁になると、ここで中丸薫氏が警告しているようなアメリカのドル紙幣を印刷するといったことを日銀が政府に無断で行なうことはできなかったはずだからです。小沢一郎氏は闇の権力に要請されて、武藤氏や渡辺氏といった政府と強いパイプのある人物の日銀総裁就任を阻んだのです。
今回の西松建設の献金問題で小沢一郎が民主党の総裁の座を降りたことは、小沢氏自身が画策して実現したことなのです。彼自身は全く困ることのない出来事です。要するに、民主党を中心とする勢力への政権交代が確実になったなかで、あのまま党首を務めていると自ら総理にならざるを得ないため、あえて微細なスキャンダルをマスコミに大騒ぎさせて、自ら裏方に回ったに過ぎないと見ています。
小沢一郎氏は世界を動かす闇権力と繋がった人物ですから、自らは首相のポストについて矢面に立つようなヘマなことはしないのです。そのことは早くから私が分析していたとおりでした。(→小沢猿回し師の自民党破壊戦略)
常に裏方に徹し、細川護煕や海部俊樹、羽田孜といった操り人形を総理の座につけて、この国の国益を損なうような売国的政策を実現し続けているのです。
その一つは、ここでベンジャミン・フルフォード氏が指摘しているように「米の自由化」ですが、自民党内に残っていた国益派(外国勢力の干渉を跳ね返し日本の利益を優先する政治家のグループ)つぶしが最大の功績と言えるでしょう。それが「小選挙区制の導入」でした。これによって、政治はマスコミの論調で自由に操れるようになってしまったのです。小沢氏が日本を支配しようとする闇の権力と結託して成し遂げた最大の売国行為と言ってもよいでしょう。
次の総選挙ではいよいよ民主党が政権を取り、それを足場に政界再編が実現して、民主党内の反小沢グループも一掃されることになると見ています。小沢氏のルーツは日本人ではないという説もあります。定かではありませんが、そうでなければあのような売国行為を平然と続けることはできない気もします。
いまでは自民党内においても国益派は少数派となり、力を失っていますが、今後は自民党も分裂し、民主党や公明党を軸とする新たな政権政党が誕生することになると見ています。それは衆参両院を絶対多数で支配する恐怖政権となるはずです。国民の利益に反することも次々と決められていくようになる可能性が大きいと見られます。もちろん、マスコミはそのような政策を後押しすることになるでしょうから、何もわからない大多数の国民は翻弄され続けることになります。
そして、文字通りこの国の終末現象が大団円を迎えることになると予測しています。悲観的な分析のように思われるかもしれませんが、これがこの国の現実なのです。
ところで、日銀はなぜ政府に隠して膨大な金額のドルを印刷しているのでしょうか。憶測するしかありませんが、日本の中央銀行が勝手に外国の紙幣を印刷することは許されるはずはありませんから、当然アメリカ(を裏から支配する層)の要請に基づくものだと思われます。それはもちろん日本の富をアメリカ(を支配する層)に移すための手段であるとしか考えられません。たぶん、日銀が保有している金を担保として印刷を命じられたのでしょう。要するに、これから間違いなく暴落すると思われるドルと、逆に暴騰することが確実な金との交換をさせられたと見るべきではないでしょうか。
それを追求する手段が既に日本政府からも失われているのが、なんとも悲しい事態だと言わなければなりません。
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日本円の印刷機を持っているグループへの忠告 (ベンジャミン・フルフォードblog)09 年 5 月 22 日
http://www.asyura2.com/09/hasan62/msg/641.html