★阿修羅♪ > 国家破産62 > 616.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【宿主が貧血気味なので吸血寄生虫が逃げ出しましたとさw】人材派遣業界が総崩れ、相次ぐ撤退・赤字転落(週刊東洋経済)
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090519-00000000-toyo-bus_all
人材派遣業界が総崩れ、相次ぐ撤退・赤字転落
東洋経済オンライン5月19日(火)
11時 7分配信 / 経済 - 経済総合
人材サービスのフルキャストホールディングスは5月8日、製造派遣と技術者派遣分野から撤退すると発表した。今2009年9月期中に事業売却を行う方針だ。
「これまで全方位的な拡張方針を採ってきたが、選択と集中を徹底する」。半年ぶりに表舞台に現れた平野岳史会長はこう語り、縮小均衡を図る新3カ年計画を示した。今後は、日雇い派遣と新規事業の営業業務請負に経営の軸をシフトする。平野会長は「(日雇い派遣では)当社は唯一の全国展開を行っているオンリーワンプレーヤー」と力を込めた。が、その日雇い派遣で度重なる労働者派遣法違反を犯し、厚生労働省から二度の事業停止命令を受けて経営が傾いたのは周知の事実。同社が昨秋に日雇い派遣からの撤退を発表し、同時期に純粋持ち株会社に移行したのもイメージ払拭を狙ったものだ。
それでも今回、日雇い派遣に“回帰”せざるをえなかった背景には、撤退を決めた製造派遣、技術者派遣を取り巻く厳しい事業環境がある。
■業界の雄が赤字転落
昨秋以降、大手製造業による大規模な「派遣切り」が社会問題化した。業界団体推計でおよそ40万人の派遣労働者が職を失ったとされる製造派遣(請負含む)は、すでに業界存亡の淵にある。
業界大手の日総工産では、稼働人員が最盛期の2.5万人から6割以上減っているという。中堅のワールドインテック、アウトソーシングも、1〜3月の四半期決算でそろって営業赤字に転落。ワールドインテックは昨年9000人を超えた製造派遣スタッフが、今年3月には3600人にまで落ち込んでいる。かつて最大手だったラディアホールディングス(旧グッドウィル・グループ)も同事業からの全面撤退を決めている。
技術者派遣の業界にも寒風が吹く。13日、最大手のメイテックは今期営業赤字に転落する見通しを発表。「3月期末を前に技術者稼働率の急激な低下に見舞われた。バブル崩壊直後以来の厳しさだ」と西本甲介社長は危機感をあらわにする。
年末年始の派遣切りの折にもメーカーは研究開発投資を止めず、技術者派遣は無風と見る向きも多かっただけに、業界内からは驚きの声が上がった。同社は正社員として育成した技術者をメーカーに派遣しており、不安定な登録型派遣と異なり安定した雇用を実現している。目下、2100人の未稼働技術者に対してリストラ計画もない。だが、それは今が大底であることが前提だ。
今回の苦境を業界健全化の好機と見る向きもあるが、一歩間違うと業界全体が沈みかねない。人材サービスは大きな岐路に立たされている。
(風間直樹 =週刊東洋経済)
------------------------------------------------------------
【関連記事】
・ キヤノンの一眼レフで不良事故が多発する理由、製造請負依存の死角(上)
・ キヤノンの一眼レフで不良事故が多発する理由、製造請負依存の死角(下)
・ 雇用――野党共闘も今は昔? 難産続く派遣法改正案《検証・民主党》
・ 旅行業界で働く人々のホンネ――見るとやるでは大違い、なかなかツライ裏事情
・ 日本型ワークシェア、7年ぶりの政労使合意、雇用維持策で再浮上
------------------------------------------------------------
最終更新:5月19日(火) 11時 7分
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲