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米経済「新芽」論、「デカップリング」と同様に根拠不確実−BOA 5月18日
(ブルームバーグ):
米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)のストラテジストらによると、米国の債券市場や景気にいわゆる「グリーンシュート(新芽)」が見られるとの説は、誤りが証明された米景気減速が広がらないとの見方と同様、根拠が確実でないことが今後判明するという。
ジェフリー・ローゼンバーグ氏率いるクレジット・ストラテジストらは15日付のリポートで、政府による信用緩和の動きにより、借り手のデフォルト(債務不履行)が直ちに急増するリスクは排除されたものの、経済成長の弱さや一連の措置の「意図しない結果」から「信用サイクルが長引く状況」が生み出され、2016年までデフォルト率は高水準が続くだろうと予測した。
リポートはさらに、「昨年広まった世界市場の動向と米国の諸問題との連動性低下を指摘する『デカップリング(非連動)』説のように、『グリーンシュート』論の前提である信用市場と企業収益の急速な正常化は、不安定な基本的根拠と世界経済に関する過剰な楽観論に基づいている」と指摘した。
住宅ローンや企業融資の金利低下を受け、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は3月15日にテレビ番組で、一部の金融市場に「グリーンシュート」が見られると発言し、景気後退のペースは「緩和し始めるだろう」との見通しを示していた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003009&sid=adOYw_4XjXcA&refer=jp_top_world_news