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http://blog.livedoor.jp/nevada_report/
2009年05月13日
経済速報(激減した中国の輸出・輸入と警鐘)
輸出 −22.6%
輸入 −23.0%
中国の輸出・輸入とも”綺麗に”23%程の減少となっています。
まさに作られたと言っても過言ではない数字となっていますが、この数字が妥当という前提で、今回の輸出入の減少をみますと、今、日本をはじめ世界中で言われています<中国経済回復論>は幻ということになります。
もし、中国経済が回復しているのであれば、輸入が大幅に増えるからです。
ところが、輸入は5ヶ月連続で20%を超える減少が続いており、一向に回復する兆しが見えないのです。
しかしながら株式市場は中国経済回復論をうたい買い上げています。
これに対して香港金融管理局(中央銀行)の総裁は以下のような声明を出して警鐘を鳴らしています。
「経済環境は依然厳しく投資にはリスクがある」
中央銀行総裁が今中国・香港で起こっています株式バブルに対して警鐘を鳴らしているものでこの警鐘を聞かずに突っ走っていけば一体何が待っているでしょうか?
極度の期待で買い上げた後には地獄が待っています。
nevada_report at 18:19
経済情報(創られた平穏)
『事実上の不渡りが増えている』
隠れ不渡りとも言われています支払い遅延が上場会社で増えていると東京商工リサーチは指摘しており、その数は20社にも上っているとしています。
今の時期、本来なら倒産が増えても良い筈ですが、今上場会社の倒産が一段落している理由にこの『隠れ不渡り』があると指摘されているのです。
また中小企業向けには12兆円の融資・保証がされておりこれもあり今は倒産が一服していますが、返すあてがないのに今をしのぐためだけに融資を受けた事例も多いと言われており、一時金を゛食い潰した゛後には、余計に負債を膨らませた倒産が急増する事は避けられません。
今世界中でこのような延命処置がとられており、膨大な資金がばらまかれていますので今は何とか景気はもっていますがこの効果が切れる夏以降には景気は徐々に下降をはじめ来年春には怒涛の落ち込みを見せます。
それまで恐ろしい程のバブルが出現するかも知れません。
nevada_report at 08:31
金融情報(ばらばらの動きになった株式)
NYダウ +$50.34
S&P −0.89
ナスダック −15.32
【NYダウ】だけが上昇しています。
今、株式市場は<買い上げたい>という向きと<もう売りたい>という向きが拮抗してきており、このため、売り買いがぶつかっているものですが、今上がっているのは<空売りの買い戻し>が多く、実需は少ないとみられており、一旦買い戻しが途切れますと途端に動きが鈍くなるのです。
今まで上昇してきたのは景気回復を前提とした<売り(ショート)筋>の買い戻しだとしますと、いずれは買い戻しは途切れます。
そして、今の景気刺激策の効果が途切れた際には、売りが再度浴びせられることになります。
戻りが止まる銘柄が順次増えてくれば順次”嵐”に突入する銘柄が増えてきます。
嵐の前の静けさがいつまで続くでしょうか?
nevada_report at 07:36
2009年05月12日
株式情報(日経平均が沈み、小型株が急騰)
日経平均 −153円 日経ジャスダック平均 +1.39
日経平均は引けに掛け売られ、安値引けとなっていましたが、テーマのある小型株は急騰する銘柄も多く出ており、中でも【有機EL関連】は以下のように急騰していました。
ケミプロ化成 +50円(+27.7%:ストップ高) 出来高13.1万株
トッキ +32円(+7.98%) 出来高 6.6万株
そろって年初来高値を更新してきています。
中でも【ケミプロ化成】は空売りも増えてきており、今後出来高が急増すれば【GSユアサ】株のように一気に2倍、3倍になることもあり得る状況になっています。
ただ、<相場の末期>には小型株が乱舞するのは今までの相場の常であり、テーマに乗る小型株が日替わりで急騰を演じれば、一見相場は強いように見えますが、実は相場の末期にいるのを投資家は知る必要があります。
今後、【有機EL関連株】が急騰を続け、2倍、3倍化を達成し、行きつくところまで行けば、今回の相場は大崩壊する直前に到達したことを意味します。
果たして≪線香花火≫で終わるのか、それとも≪大噴火≫を演じるのか。
長期保有の株主が多いと思いますが、【有機EL】の将来性を買って<買い増す>べきか、それともとりあえず<売る>べきか。
あれこれ悩みを持つのも良い勉強になるものです。
nevada_report at 20:52
経済速報(売り抜けたGM幹部)
米ダウ・ジョーンズ通信は【GM】の幹部6人が保有するGM株全てを売却したと報じていますが、中には副会長も含まれており幹部達は完全にGMを見切った形になっています。
破産法11条を申請後は幹部社員全員が交代すると言われており、株券も紙屑になりますので、少しでも売れる間に売り抜けたのです。
幹部達も自分の生活が大切でもあり、このままみすみす価値をなくすよりは少しでも現金にして、更に損をした分を税金申告をして取り戻そうとしたのです。
それにしましても、今、【GM】株を買っている個人はこの売り抜けを聞いてどう思うでしょうか?
殆ど倒産株価になっている【GM】株ですが、それでも$1.44(140円)しています。
ジャンク債や屑株売買に走る個人・ファンドも多いですが、大方の結末は悲惨な結果になっています。
さて今回はどうなるでしょうか?
nevada_report at 20:35
株式情報(黒字転換となるケミプロ化成:有機ELと買収問題)
【ケミプロ化成】は決算を発表し会社四季報を見れば分かりますが、2期連続の赤字予想でしたが2010年3月期は6,000万円の黒字転換予想を打ち出してきています。
従来は1.1憶円の経常赤字予想でしたので、利益水準自体は低いもののリストラが終わり、有機EL事業が徐々に軌道に乗ってきたとも言える内容になっていました。
また、昨日指摘しました買収ですは、会社側は以下のようなコメントを決算短信に記載しています。
<チバ・ジャパン鰍フ親会社であるチバ・ホールディングAGは、BASF社(本社:ドイツ)に買収される予定で現在進行中であります。>
今後、この有機EL事業を巡ってBASF社がどのような動きを見せるか、要注目だと言えます。
nevada_report at 10:35
経済速報(北海道庁職員のボーナス削減と年金支給額削減)
来月支給が予定されています7.8万人の【北海道庁職員】への夏のボーナスが大幅んに減額されることになるかも知れません。
現在予定されています支給額は61.5万円ですが7.7万円引き下げられ、55.7万円にするべきと北海道庁人事委員会が勧告しているのです。
この引き下げで道としては総額で60億円もの支出削減になるようですが、北海道経済からすれば反対に60億円ものデフレになることになります。
北海道経済は札幌のビルの空き室率も10%を超えており落ち込みが激しくなってきていますが、経済の悪化=税収の減少ともなっており、行政側としましても「ない袖は振れない」となっているのです。
国も地方も徐々に日本経済の実態に即した給料・ボーナスになりつつあり、今後、払いこんだ金額に比べ異常な程の高額になっている年金受取額を大幅に削減することも
想定されており、特に公務員年金生活者に対しては20%以上の削減も十分あり得る状況になりつつあります。
国家公務員・地方公務員(教職員を含む)の年間給与が10%以上削減されるのは避けられず(財政状況からすれば30%以上の削減だ妥当と言えますが)、ならば勝ち逃げ世代と言われます引退し年金を受給している世代への支給額を同額減額させるべきという意見が出てきましても不思議ではありません。
今後、民間も公務員・公的部門も「ない袖は振れない」ということを皆が認識することになります。
nevada_report at 08:09
2009年05月11日
経済速報(トヨタをめぐる報道)
政府や経済専門家の中には、【トヨタ】が5月に効率的な生産台数である1.2万台に増やすとして、生産増=景気の回復として、経済の最悪期は終わったと指摘する者もいましたが、朝日新聞が報じるところでは、この増産は来年以降にずれ込むとしています。
また、3,000億円を借り入れたとも報じています。
一部のレポートでは【トヨタ】の内部崩壊説を指摘するものもあり、今後【トヨタ】が生き残れるのかどうかという次元に発展することも十分あり得る状況になってきています。
すでに【ワールドレポート新年号】で【トヨタ】の危機につき特集を組んでおりますが、この危機が現実化しつつあり、今、株価は上昇していますが、次に急落し始た時に、【トヨタ】の本当の危機が表面化するかも知れません。
この1−3月だけで6825億円もの営業赤字になっており(朝日新聞報道)、年率換算では2.7兆円もの赤字になります。
株を買い上げるのも確かによいのでしょうが、実態は悪化を続けており<かい離>が極限に達した際には、とてつもない崩落が市場を襲います。
nevada_report at 15:43
経済速報(加速する有機EL開発)
【パナソニック・住友化学 次世代薄型テレビ 有機EL 量産】 5月8日付け
【伸び縮みする有機EL】 5月11日付け
上記の有機EL関連の報道は今後さらに開発競争が激化します【有機EL照明】の前哨戦とも言えるものであり、関連業界は会社丸ごとM&Aにも発展する可能性を持っています。
今、【有機EL】開発関連会社の業績は先行投資負担もあり低迷しており、株価も低迷しており、M&Aを行うには絶好の時期とも言えます。
【トッキ】は2007年12月に一株417円にてキャノンが1420万株取得し、66%を支配しておりM&Aはない状況になっていますが【ケミプロ化成】は違います。
創業者である福岡直彦氏始め一家で40%程は支配していますが、会長である福岡直彦氏が業績不振の責任を追及され、追放となれば経営権は一気に流動化します。
福岡直彦氏 16.7%
福岡靖介氏 10.4%
船坂陽子氏 10.4%
合計 37.5%
大株主(7.6%保有)に【チバ・ジャパン】が入っていますが、ここに第3者割り当て増資を行えば創業者の持ち株比率は一気に下がります。
【ケミプロ化成】は業績が不振の今、世界の次世代照明とも言える【有機EL照明】で業績が一変するか、株主構成が一変することもあり得、リスクはありますが個人が夢のある資産として保有しておくには面白い存在だと言えます。
nevada_report at
経済速報(破壊されるサラリーマンの生活)
日本のサラリーマンほど世界で恵まれている職業はありませんでした。
終身雇用、年功序列、ベースアップ、ボーナス、乱発される肩書等々世界の労働環境からすれば「天国」のような状態にあったのです。
企業側からすれば異常なまでもの高い【労働コスト】です。
そして、この【労働コスト】を削減するべく登場したのが【小泉・竹中】政権であり、「改革なくして成長なし」という改革路線で日本のサラリーマンは、まさに「改革」させられてきており、終身雇用の終焉、一般事務職への派遣労働解禁で正社員から派遣社員への転換、が進んでいるのです。
結果、どうなったでしょうか?
5月16日付け週刊ダイヤモンドで特集を組んでいますが、【大失業減給時代】となったのです。
<サブタイトル>
「大企業でもリストラの嵐、大手メーカー正社員1300人を襲った退職強要」
「ソニー、パイオニア、NEC工場閉鎖で途方に暮れる人々」
「ボーナス60%減に困惑するトヨタ管理職」
「正社員が派遣に移籍させられ年収300万円カット」
詳しくは本書を購入されお読み頂きたいのですが、今まで平平凡凡と暮らしてきたサラリーマンは今後淘汰され、余程しっかりしていませんと、最悪の場合、住宅・消費者ローン破たんを起こし、ホームレスに追い込まれる事もあり得る事態になってきたのです。
今日の日経一面に【夏のボーナス 過去初の二桁減】と報じ、平均で15.2%削減、製造業だけでは22.4%減少となっており、平均支給額は20万円減少し、自動車部品(−28.4%)、精密機械(−27.5%)、電機(−20.1%)となっていると報じています。
この支給額(70万円弱)は税込であり、実際手取りは50万円台になるサラリーマンが殆どでしょうが、手取りで20万円も減少すれば住宅ローンでボーナス月増額
払いを選択しているサラリーマンは一体どうなるでしょうか?
また、ボーナス一括払いで液晶TV等の高額商品の購入や海外旅行代金の支払いをしてきたサラリーマン家庭は一体どうなるでしょうか?
サラリーマン家庭の中には、毎月の赤字をボーナスで埋めるという生活を送っている
事例も多いと言われており、それが出来ない事態になれば、高金利のサラ金等でキャッシングを利用するしか道がなくなります。
それか生活水準を引き下げるということになります。
また今年の夏は20%減少でもボーナスが出るでしょうが、問題は冬です。
今後経済は更に悪化を続けますので、冬のボーナスを支給することが出来ない事態に陥る企業が多く出てくる筈だからです。
「経済は回復しているから冬にはボーナスは増えるから大丈夫」と、今をしのぐためにサラ金へ走るサラリーマンも多く出るでしょうが、そのような甘い考えを持っているサラリーマンは今後の経済混乱期で淘汰されることになるのは避けられません。
企業業績が更に悪化するとこのブログでお知らせしてきていますが、今後企業は更に売り上げを落とすとみている企業が殆どなのです。
2年間で売上半減を予想する企業が多くなっており、これだけ落ちれば企業存亡の危機とも言え、ボーナス減少どころか、給料半減も今後想定される事態になります。
のんびり構えている【サラリーマン家庭】の悲劇がこれから待っています。
http://blog.livedoor.jp/nevada_report/