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米GMAC、11日からの週にも政府から資本注入受ける可能性=WP紙(ロイター)
2009年 05月 11日 10:28 JST
[ワシントン 9日 ロイター] 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)系の金融会社GMACは、早ければ11日からの週にも米政府から75億ドルの資本注入を受ける可能性がある。9日付の米ワシントン・ポスト(WP)紙が、匿名の関係筋の話として報じた。
同紙によると、GMAC向け資金は、オバマ政権の米金融システム再生に向けた対策資金の一部として提供される。
ガイトナー財務長官は8日、ロイターテレビに対し、米国産自動車の購入者にとり重要な融資提供者であるGMACに多大な支援を提供する方針を示した。
同長官は「GMACは政府からの追加資本注入が必要となる公算が大きく、われわれはそれを提供する用意を整える」と語った。
GMACは、米政府が公表したストレステスト(健全性審査)結果で115億ドルの増資が必要と指摘された。
同社は政府から既に50億ドルの支援を受けている。これに加え、米財務省はGMACの融資業務を支援するため、GMに8億8400万ドルの融資を行っている。
クライスラー再建のもと、GMACはクライスラー・フィナンシャルの業務を引き受ける。オバマ政権はクライスラーの破産法適用申請を発表した4月30日、クライスラーの販売に対しGMACが融資を提供できるよう、必要な資本注入を含めた支援を同社に提供する方針を示した。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-37916220090511