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(回答先: 専業農家の年間所得は644万円なのに、兼業農家の所得は792万円で、サラリーマンの所得を大きく上回っている(02年) 投稿者 TORA 日時 2009 年 5 月 10 日 16:57:51)
農業の生産効率が悪いと農家のせいにしているだけですね。
パナソニックの売り上げより日本の農業生産額が少ないと言いますが、パナソニックは全世界で売っています。それと同列に語ることは公平ではないですね。
もっともこの大不況でパナソニックが存続できるかどうかが問題になるでしょうが。
それはともかく、次から次へと潰されていく広大な水田を見て何かおかしいと思いませんか。
農家のやる気をなくし、転売・貸し出しすることが一番と思わせるようにするのが狙いだったのです。
農家一戸あたりの農地を10倍に広げれば生産効率が上がると言います。確かにそうでしょう。
でも15ヘクタールでは多くても1200俵しか取れません。一俵6000円でもいいと言いますが、1200俵では720万円にしかなりません。そこから必要経費を差し引いたらどれだけ残るというのでしょうか。
また、15ヘクタールを一人ではできません。何人か必要になるでしょう。
なんなら、さらに広大な農地を会社を作って経営すればいいと言うことになるのでしょうが、じゃ誰が仕事をするのでしょうか。
結局、今までの農地を耕していた農家の人たちがワーキングプアになってやるだけでしょうね。
企業が出てきたら人は使い捨てするに決まっていますから。
それに60歳以上の方は働けなくなりますね。
農家の平均年齢は65歳と言いますが、たぶん10年たっても平均は65歳でしょう。
要は退職後の仕事なんですね。
また、その地域のコミュニティーを支えている人たちでもあるのです。
ただでさえ人々が仲間意識を持って協力的に生きていけるコミュニティーが無くなって
孤独に生きる人たちが増えている現実を見ますとこの農業コミュニティーは残さねばならないものと思います。
自給農家が増えるのは問題だと言いますが、そうさせているのは日本の経済構造でしょう。農協のせいでもありません。農業をおろそかにして土地に狙いをつけた企業及び資本がたちが戦犯です。
酪農が立ちゆかなくなり、借金を精算し酪農をやめた家庭の若者が、派遣労働に携わり、この不況で簡単に解雇され追い出され、あげくにお金を得るために犯罪集団に偽造免許を持たされて携帯を契約させられ、逮捕そして前科者になったというのがありました。酪農を潰せば人が湧いて出ます。それを派遣労働で使うというは企業にとってはこの上ないうまみがあります。農業を潰していく意味の一つにこういうやり方を企んでいたのでしょうね。
この辺で立場の弱い人をいじめたり、自己責任論を言い出すことはやめませんか。