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http://www.asahi.com/business/update/0502/TKY200905020039.html
【ニューヨーク＝丸石伸一】米金融大手シティグループが、米金融当局による特別検査（ストレステスト）の結果、約１００億ドル（約１兆円）の資本増強が必要になる可能性がある、と米紙ウォールストリート・ジャーナル（電子版）が１日報じた。
同紙によると、シティは検査結果をめぐって当局と協議中で最終的に資本不足となる額は確定していないという。
特別検査をめぐっては、バンク・オブ・アメリカも資本増強を迫られる可能性があると一部米メディアで報じられている。
シティはこれまで計４５０億ドル（約４兆４５５０億円）の公的資金を投じられている。今年２月には、信用不安を解消するために政府がシティの普通株を最大３６％持つ「公的管理」に入ることが決まっている。検査結果次第では、政府の追加支援を仰ぐ可能性もありそうだ。
特別検査を受けている米大手１９社のうち、シティはこれまでの決算で計上した損失額が最も大きい。だが、今後も損失が拡大すると予想するアナリストは多い。
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