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http://blog.livedoor.jp/nevada_report/
2009年04月22日
経済速報(電炉・石炭・フェロクロム)
電炉 : 異例の長期操業休止 >需要低迷
豪州石炭 : 一年9ヶ月ぶりの安値>需要低迷
フェルクロム: 3年ぶりの安値 >需要低迷・在庫高水準
海上コンテナ: 低迷続く
これらは今日の日経新聞の商品欄に掲載されたものですが、どれも需要減少が続いているために減産・安値になっているもので、一部で言われています中国関連景気「効果」がないことが分かります。
化学メーカー関連ではしきりに中国向け販売好調が言われていますが、【三井化学】は最終赤字が予想の130億円赤字から950億円赤字に拡大すると報道されており、この中で中国関連需要につき以下のように報じられています。
「中国向けに増えたポリオレフィン等は汎用品で利益率が低いため損益完全にはあまり結び付かなかった」
中国関連報道にもしっかりした見極めが必要だと言えます。
金融危機情報(追い込まれたクライスラー)
信用格付け最低の「C」(ムーディーズ)
【クライスラー】の信用格付けが最低の「C」格に格下げされ、回収見込み額が50%から20%に引き下げられており、【クライスラー】の経営がもはや待ったなしの状態に追い込まれています。
【GM経営問題】もあり、オバマ政権はいつまでも先送りを続けるのか、それともここで決断をするのか、政権スタッフの行く末もあり、今内部でぎりぎりの話し合いが行われている筈です。
このクライスラーの信用問題では、クライスラーに部品を売っている日本(日系)の自動車部品メーカーを直撃することになり、与信管理等をしっかり行いませんと連鎖破たんとなりかねない事態に陥ります。
そうなれば、日本の自動車メーカーが部品を調達出来なくて自動車が作れないという事態にも発展します。
GM/クライスラー経営問題を対岸の火事と思ってのんびり構えていますととんでもない事態に陥ります。
nevada_report at 08:35
経済情報(3ヶ月先が読めない:社長)
向山KOA社長は以下のような発言をしています。
『31年社長をやっているが、今ほど市場が読めない時はない』
『受注が前年同期に比べ半減するなんて初めて』
『前期は7期ぶりに転落し、減配となる。残業停止や賃金カット、一時帰休などで年間40億円の経費削減を急ぐが、3ヶ月以上先は読めない』
この発言は”普通の社員”なら分かりますが、”上場会社の社長”としては失格だと言えます。
世の中にはいろいろな情報(レポート)があり、この情報(レポート)の中には、今回の景気崩壊を普通の景気後退としてレポートにまとめていたところが殆どですが、今回の金融崩壊・経済崩壊を予想して警報を出していた情報(レポート)もあったからです。
社長ともなればあらゆる情報を集め分析し、どの情報をとるか、自分で判断する必要があり、自分で調べて動けば誤った情報だけではなく的確な情報にも接する機会があった筈なのです。
社長や投資家、資産家は情報を如何に集め利用するかによって命運(社運・財産)が決まると言っても過言ではありません。
例えば最近になりこの【ブログ】を読まれている方は、「こんなネガティブな情報ばかりで気が滅入る」と言われるかも知れませんが、お客様の中には最近このように言われる方が増えてきています。
『以前から経済の悪化を指摘してきたネバダレポートより今の事態はより悪い』
結果どうなったかと言いますと、この悪化する事態を想定されて準備されてきた為に、会社・病院・クリニック経営の方は、リストラをあらかじめ進められたり、売り上げ減少を見込んで予算等を組み経営にあたり、売り上げが急減している中でも黒字を維持したり、【個人投資家】の方の中には、保有株式を昨年半ばまでに殆ど売り払い株式暴落の影響を殆ど受けていない方や、『ユーロ』から資金を殆ど引き揚げ、下落を影響を殆ど受けていない資産家の方等々、多くの方が今回の金融混乱期でも打撃を殆ど受けておられません。
今は「守るべき」時であり、会社の財産・個人の財産を「減らさない」という事が重要であり、これを実践されてきた方は今後襲ってきます≪大嵐(パーフェクトストーム)≫にも耐えることが出来、何も準備してこなかった多くの企業・個人投資家・資産家が消えた社会で、生き残っていけます。
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