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為替変動の縮小を前提にした取引好調−リセッション懸念の後退反映 4月20日
(ブルームバーグ):
今年これまでで最も利益を上げた為替取引からは、戦後初の世界同時リセッション(景気後退)の緩和観測が強まっている様子がうかがえるようだ。
ABNアムロの指数によると、為替相場の変動率が過去最高水準から低下し続けることを前提にした投資戦略は、過去5カ月間のリターンが32%と、同期間としては過去最高を記録した。ABNが集計している4種類の為替投資では唯一、この戦略だけが1−3月期にプラスのリターンを記録した。
為替相場の変動性が弱まっている背景には、1998年のロシアのデフォルト(債務不履行)や2001年の米同時多発テロに続く混乱から世界経済が回復していることがある。
現在、JPモルガン・チェースが算出している為替相場のインプライド・ボラティリティ(予想変動率)の指標は14.4%と、過去最高だった昨年10月の27%から低下。主要7カ国通貨を対象にした予想変動率の指標も、1月半ば以降の低下幅が3カ月間としては1992年の導入以降で最大となっている。
ケス・ド・デポ・エ・プラスマン(モントリオール在勤)の為替部門責任者、マクシム・テシエ氏は「大幅な為替変動は過去のものとなった」と指摘。「急拡大したボラティリティはやがて元に戻る。今年これまではボラティリティの縮小を前提にした売買が有効だった。今後もそうなるだろう」との見通しを示した。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003001&sid=ahoBRIiA3O80&refer=commentary