★阿修羅♪ > 国家破産62 > 232.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
ある時期に次の財政再建目標を国民に示すのが政治の責任=与謝野財務相【ロイター】
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPnTK025217920090326
2009年 03月 26日 12:36 JST
[東京 26日 ロイター]
与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は26日午前の参院予算委員会で、2011年度までに基礎的財政収支を黒字化させる政府の財政健全化目標について「一定の規律観を持つためにこの目標を捨てるわけにはいかない」としながらも、達成は「極めて困難であることは明白」とし、「守れないものをいつまでも掲げておくのはおかしいとの指摘であれば、ある時期にきちんと転換し、次なる財政再建目標はどこにあるのかを国民に示すのが政治の責任だ」と述べた。
蓮舫委員(民主)の質問に答えた。
内閣府試算によると、基礎的財政収支の黒字化達成年年次は、(1)世界経済が早期に混乱を脱し、2010年に日本経済・世界経済が急回復する、(2)消費税率を2011年度から毎年1%ずつ計5%から7%引き上げ、増収分を社会機能強化に充てる、(3)2012年度以降、非社会保障関連歳出額を名目で横ばいとする──ことを前提としても、最短で2014年度。
蓮舫氏が達成不可能な目標は転換すべきだと質したのに対して、与謝野財務相は「一定の目標がないと財政が膨張してしまう懸念もあり、達成は難しいと分かりつつも財政規律を象徴的に表すものとして掲げている」と説明。実現可能性については「見果てぬ夢」、「なかなか成就できない恋」とたとえた。
その上で、社会保障関係費の増加を年2200億円削減する歳出改革方針の見直しについて「この点については、自民党も民主党も他の政党もほぼ一致しているのではないか。各党が一致していれば、政策の方向はおのずとそういう方向にいく」と述べ、見直しに含みを残した。