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【米国債市場概況】5年債入札後に全面安
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)25日の米国債市場では、5年債入札が不調に終わったことを受けて午後の取引で全面安となり、債券利回りの上昇を抑えようとする米連邦準備制度理事会(FRB)の政策行動に影を投げかけた。
英40年国債の入札が1995年以降初めて失敗に終わったことから、債券市場には5年債340億ドルの入札以前に、すでに売り圧力がかかっていた。
東部時間午後1時の5年債入札後、米国債価格はすべての年限で日中安値をつけた。なかでも、中期債および長期債が大きく売りを浴びた。2年債は、利回りがゼロ〜0.25%のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標で十分に抑えられ、最も下げが少なかった。
10年債は売りを受け、取引の利回り水準が2.65%〜3.07%まで上昇した。これは、FRBが先週18日に今後6カ月間にわたる米国債買入を発表する以前の水準だ。しかし、FRBの介入が利回りの上昇を抑えるので、10年債利回りは当面、3%以下に抑えられるだろうと市場参加者はみている。
「ひどい入札だった。今後の米国債入札に疑問を投げかけた」とHSBC証券の米国債取引ヘッド、チャールズ・コミスキー氏は語った。
5年債340億ドルの軟調な入札結果は、24日のおう盛な需要を集めた2年債400億ドルとは対照的で、意外な結果だった。入札に先立つ売りで利回りが上昇しており、25日昼前にはFRBが最初の国債買入を行ったばかりだったので、市場参加者は5年債も強い需要を集めると予想していた。
5年債入札の落札利回りは1.849%で、入札締め切り直前の発行日取引での1.798%を大きく上回った。需要の目安となる応札倍率は2.02倍となり、前回2月の2.21倍や過去10回入札の平均2.18倍を下回った。外国中央銀行や内外の機関投資家からの間接応札分は30.0%で、2月の48.9%や過去10回の平均30.1%を下回った。
価格 前日比 利回り
2年債 99 26/32 - 2/32 0.963%
5年債 100 09/32 - 13/32 1.817%
10年債 99 20/32 - 24/32 2.792%
30年債 95 24/32 -1 20/32 3.737%
(米東部時間25日午後5時)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCSF5451.html