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AIGボーナス問題、上院で課税案浮上(CNN)
(CNN) 政府管理下で経営再建を進めている米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)幹部に、「残留特別手当」名目で約1億6500万ドル(約160億円)のボーナスが支払われている問題で、米上院議員2人は17日、ボーナスへの課税案を提示した。
課税を提案したのは、マックス・ボーカス上院議員(民主党)と、上院金融委員会の委員長を務めるチャック・グラスリー上院議員(共和党)。企業が支払う高額な残留特別手当に35%、支払い対象となる個人にさらに35%の税率を課するよう求めている。この名目以外のボーナスについても、金額が5万ドル(約490万円)以上であれば同じ税率を適用するべきだとしている。
民主党のリード上院院内総務も、ボーナス全額を保持できないよう課税する法案を上院金融委員会が策定すると明言した。
一方、ニューヨーク州のクオモ司法長官は米議会への書簡で、AIGが今年1人100万ドル(約9800万円)以上のボーナスを支払った社員が73人いることを明らかにした。このうち11人は既にAIGを退職している。最高額は640万ドル(約6億3000万円)で、400万ドル(約4億円)以上を受領した者も7人いる。クオモ長官は支払対象者のリストを入手し、元社員の退社時期や理由などを追及する方針という。
ウェブ魚拓(http://s02.megalodon.jp/2009-0320-0016-11/www.cnn.co.jp/business/CNN200903180004.html)