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いずれ話題になる日本での雇用確保のあり方（KlugView）
2009/03/06 (金) 17:19
財務省が5日発表した2008年10-12月期の法人企業統計によると、日本企業全体（全規模・全産業）の経常利益は、前年比64.6％の減少となりました。特に製造業は、状況がひどく、経常利益は94.3％減と過去最大の減益率を記録し、石油・石炭、電気機械、情報通信、輸送用機械の4業種は赤字となっています。
製造業の減益幅が、ここまで大きくなったのは、世界的な景気減速で輸出が減少し、売上高が縮小したためです。2008年10-12月期の輸出額は2割以上減少しており、法人企業統計によると、製造業の売上高は、前年比16.3％も減少しています。
今年（2009年）1-3月期においても、輸出の減少に歯止めがかからないこともあり、製造業の売上高は、さらに減少すると思われます。また非製造業においても、単価下落を背景に、小売業の売上高が減少を続ける可能性が高いと思われます。製造業、非製造業ともに売上高が縮小するのであれば、利益の縮小も続きます。エコノミストからは、今年1-3月期は、日本企業全体で赤字に転落する可能性を指摘する声も出ています。
日本企業全体が赤字になるほど企業収益が悪化すれば、従業員の過剰感は一気に高まることになります。今のところ、3月ということもあり、春闘での賃上げの有無が、マスメディアの話題になっていますが、近いうちに、賃上げどころか雇用確保のあり方が、話題の中心に切り替わる気がします。
村田雅志（むらた・まさし）
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●●
2008年10-12月期の法人企業統計で
赤字に転落した製造業の業種は何？
●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●●
石油・石炭、電気機械、情報通信、輸送用機械の4業種
http://www.gci-klug.jp/klugview/2009/03/06/004770.php
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