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イスラム金融拡大、銀行業界への影響は軽微=アナリスト
2009/02/24 08:26 JST配信
【ペタリンジャヤ】 国内金融業界においてイスラム金融が大きく拡大を続けているが、アナリストは業界全体の利益への影響は期待されるほどではないとの見解を示している。
TAセキュリティーズのウォン・リーシア金融アナリストは、イスラム金融は大きく拡大しているが、国内の9つの上場金融機関において、2008年第2四半期(4−6月)は総利益の約9%、第3四半期(7−9月)は平均して10−11%しか貢献していないと分析。2008年第4四半期(10−12月)もイスラム金融は総利益の約10%程度にとどまると予想した。同氏は、今後は金融市場全体が後退していることに影響され、イスラム金融も若干拡大が停滞すると予想している。2008年第3四半期(7−9月)の利益を分析すると、イスラム金融利益は3.7%拡大しているが、イスラム金融以外の利益は15.7%マイナスとなっている。
ジュピター・セキュリティーズのポン・テンシュー上席アナリストも同様に、イスラム金融の金融機関全体の利益に占める割合は平均10−20%にとどまると予想している。一方で同氏は、イスラム金融は各金融機関にとって競争力を保ち、顧客を拡大するためになくてはならないものになっていると指摘。イスラム金融は重要な部門であると強調した。
RAMレーティング・サービスのプロモド・ダス金融機関格付部長は、イスラム金融は今後5年間は確実に成長を続けるとコメント。同氏は、中央銀行バンク・ネガラは積極的にマレーシアをイスラム金融ハブとして確立することを推進しており、各銀行も利益を順調に伸ばしていると指摘。利益全体の中での割合は微小であるが、将来的には大きな割合を占めることになるだろうと予想した。
(ザ・スター、2月23日)
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