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米国債:下落、5年債入札結果振るわず−26日に7年債入札控え
(ブルームバーグ)(2)
2月25日(ブルームバーグ):米国債相場は下落。2年および5年債利回りは3カ月ぶり高水準に押し上げられた。午後に入り、財務省が過去最大規模の5年債入札(320億ドル、最高落札利回り 1.985%)を実施。26日には7年債入札(220億ドル)が予定されている。米政府は国債入札を通じて景気対策に必要な資金を調達している。
米金融監督当局は、国内大手銀行を対象とする資産査定の結果、資本調達が必要と判断された銀行に対し、6カ月以内の増資を求めることを決めた。この発表後、米株式相場は金融株を中心に下げ幅を縮小し、米国債は一段と下げた。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたこの日の入札直前の市場予想では、最高落札利回りは1.974%と予想されていた。1月に実施された前回の最高落札利回りは1.820%だった。
スティーブンズの債券ストラテジスト、トロイ・クラーク氏は「供給主導の相場展開だ。利回りが上昇しているのはこれが理由だ」と語る。
BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後4時49分現在、既発債の5年債利回りは前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)上げて1.99%。一時は昨年 11月28日以降で最高となる2.02%まで上昇する場面もあった。5年債(表面利率1.75%、2014年1月償還)価格は1/2下げて98 7/8。2年債利回りは4bp上げて1.07%。
国債入札
財務省は26日、7年債の入札を実施する。規模は過去最大の 220億ドル。
この日の5年債入札では、投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.21倍と、前回(1月29日)の1.98倍を上回った。過去10回の応札倍率は2.12倍となっている。
外国中央銀行を含む間接応札が落札全体に占める割合は48.9%と、2006年9月以降で最高だった。過去10回の同割合は平均で 28.1%だった。
ガイトナー長官
ガイトナー米財務長官は25日、財務省で行われたドノバン住宅都市開発長官との会談で記者団に対し、政府は「金融機関による与信が再び円滑に進むよう積極的に行動している」と語った。同長官はまた、「われわれは大統領が先週発表した住宅支援計画の実行を急いでいる」と述べた。
米金融監督当局は、米大手19行を対象に資産を査定する。財務省の発表資料によれば、当局者はいわゆるストレステスト(健全性審査)を4月末までに完了。監督者は各行について、2通りの経済情勢のシナリオを前提に生じ得る損失を分析し、融資継続に必要な自己資本額を算定する。
10年債とインフレ連動債
10年債と同年限インフレ連動債(TIPS)の利回り格差は1ポイントと、1月29日以来での最小に迫っている。トレーダーの間でインフレ率見通しが低下していることが示唆された。過去1年間、同格差は平均1.67ポイントで推移した。
メリルリンチのデータによると、米国債の投資リターンは年初から2.7%のマイナス。過去最大規模の国債供給が相場を押し下げている。昨年の同投資リターンは約14%のプラスだった。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003009&sid=aU_WxyZbq6AI&refer=jp_top_world_news