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内閣府が発表した2008年10〜12月の国内総生産(GDP)成長率は実質で前期比年率12.7%減となり、歴史的な景気悪化を裏付ける内容となった。四半期ベースでは、1974年1〜3月期(年率13.1%減)に次ぐ悪化幅だが、年度の実質成長率は98年度の1.5%減を下回り、戦後最悪に転落するのが確実だ。
GDPの歴史的悪化は、自動車や電子部品を中心とした輸出の大幅減が主因だ。外需寄与度はマイナス3.0%となり、従来の過去最低であるマイナス0.8%を大きく更新した。世界的な景気後退が円高に苦しむ自動車や電機など日本の主力産業を直撃した格好で、民間設備投資も01年以来の4・四半期連続減と低迷する。
主要国の10〜12月の実質GDP(年率換算)は、米国3.8%減、ユーロ圏5.7%減、英国5.9%減。金融危機の震源地の米国や欧州よりも日本経済は落ち込んだ。これは外需主導の経済構造の破たんを意味する。外需を補うべき内需は、個人の所得改善を置き去りにした戦後最長景気が影響し、振るわない。7〜9月期に続く内外需総崩れで、けん引役不在は顕著だ。(2009/02/16-11:39)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009021600288