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第一生命経済研究所は13日、世界的な販売不振を受けた減産や人員削減によって、国内の自動車関連産業の失業者が2008〜09年度の2年間で36万3000人に達し、失業率は計0・6%上昇するとの試算をまとめた。名目国内総生産(GDP)は0・7%ずつ押し下げられ、2年間で計7兆1000億円が失われるという。
試算は、国内の自動車生産台数が07年度の1179万台から2年連続で15%ずつ減り、09年度には849万台に落ち込むと仮定した。自動車販売の落ち込みは、自動車メーカーや部品会社に加えて鉄鋼、ガラスなどの製造業、ガソリンスタンドや中古車販売店などサービス業にも打撃を与えると予想。車の販売が100万円減れば、産業全体で280万円の売り上げ減につながると分析している。