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【2009年2月13日(金)朝刊】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/02/13/20090213m_03.html
1月末に社員約40人を解雇した金属製品加工業の第一金属(本社室蘭市東町、畠山博史社長)が3月末で電子部品部祝津工場を閉鎖し、社員約100人を削減する方針を固めたことが12日までに明らかになった。昨年秋以降の電子部品、自動車部品などの受注激減が原因。ほかの工場は継続する見通し。
同社は平成20年3月期の売上高が約50億円に達するなど、20年度上半期までの業績は好調だった。しかし、昨秋からの世界不況で、道内の自動車部品や電子部品メーカーからの受注が激減。12月に生産ラインの休業日を増やし、年末から1月にかけて早期退職、解雇で社員60人程度を削減した。
その後も受注回復の兆しがみられないことから、自動車部品組立加工とならぶ2本柱の一つである電子部品組立加工部門を縮小し、同部門を受け持つ祝津工場の閉鎖と、さらなる人員削減を決断したとみられる。
祝津工場に勤務する女性社員は「突然の閉鎖、解雇の話に混乱している。次の就職先を探さなくてはいけないが、この不景気の中でとってくれる企業があるのか」と不安を募らせている。
同社は昭和45年創業。事業主体はクラッチ板などの自動車部品用の鋼材加工部門と、チップコンデンサーなどの電子部品組立加工部門で、生産量の9割を占める。東町の本社と祝津町、中島町、苫小牧市柏原に4工場を持つ。
(佐藤重理、山田晃司、松岡秀宜)