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2009/2/8 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/65431
正社員の失職者数が、今年3月までに6528人にのぼることが厚生労働省の調査で分かった。昨年12月の調査では3259人だったから、1カ月間で倍増だ。想像以上の景気の急降下に、厚労省の調査も追いつかない感じだ。
しかも、この6528人は、かなり低く見積もった数字だ。厚労省に問い合わせると、「きちんとした集計ではありません。ハローワークなどに集まった100人以上の離職者の事例を合計したものです」というから、正社員クビ切りの実態は、もっともっと悪化しているとみるべきだ。
世間では「今年3月までのハケン社員の解雇は8万5000人」ということばかり注目されているが、負けず劣らず、正社員切りも進んでいるのだからゾッとする。だが、これが1年後の2010年3月となると、さらに腰を抜かす事態が待っている。
第一生命経済研究所の調査結果をもとに09年度の派遣を含む失業者数をはじくと140万人。「一般的な見方をすれば3分の2が正社員」(関係者)というから、今後、約1年間で93万人以上の正社員が職を失うことになる。
4日も業績悪化のパナソニックが、2010年3月までに世界で1万5000人規模(国内約7500人)の人員削減を発表した。電機業界では、すでにソニー(1万8000人)やNEC(2万人)が世界規模での人員削減を公表しているが、まだ入り口ということだ。
93万人という規模は、トヨタ自動車と日産、ソニー、パナソニックの従業員(連結ベース)が丸ごと路頭に迷うのと同規模。背筋が寒くなるのを通り越して、凍ってくる。
(日刊ゲンダイ2009年2月5日掲載)
2009/2/8 10:00 更新