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CFDを利用した海外ETFのメリットとは(KlugView)
2009/02/04 (水) 19:00
最近、グローバル投資の手段の一つとして海外ETFが注目されつつあります。その名の通り、海外ETFとは、海外の証券取引所に上場されているETFです。ETFは、日本語で「上場投資信託」と呼ばれているように、証券会社や銀行、郵便局の窓口などで販売されている投資信託の一種といえますので、海外ETFは、海外の上場もの投資信託、と意訳することもできます。
日本において海外ETFに投資をするには、(1)海外の証券会社で取引をする、(2)国内の証券会社で取引をする、(3)国内の証券会社などでCFD取引を利用して取引をする、の3つがあります。
海外ETFは、海外の取引所に上場しているので、海外の証券会社で取引をするのが、もっともシンプルと思われます。最近では、海外に赴かなくても、日本国内でインターネットを通じた口座開設を受け付けるほか、日本語で口座開設などのサポートをする海外の証券会社も増えています。特に米国の証券会社であれば、米国の取引所に上場されている700余りの海外ETFを取引することができます。数多くの銘柄を組み合わせることで、いわゆる分散効果も期待することができます。
国内の証券会社で海外ETFの取引をすることも普及しています。特にインターネットを使った取引サービスを提供する証券会社(いわゆるネット証券)では、積極的に海外ETFを提供しています。海外の証券会社で取引をするには、外国語という壁を突破しなければならないほか、投資資金を海外に送金する必要があり、手続きが煩雑になりがちです。また、海外の証券会社の場合、万が一、証券会社が破綻した場合、海外ETFを取り戻すことが難しくなる可能性もあります。
一方で、国内の証券会社で海外ETFを取引する場合、品揃えの点で海外の証券会社に劣るのは否めません。国内で最も多くの海外ETFを用意している証券会社であっても、海外ETFの取扱数は100以下です。また、海外ETFの多くは、外貨建てでの投資となりますので、国内の証券会社で海外ETFを取引すると為替手数料を支払う必要も出てきます。
ややトリッキーな方法かもしれませんが、最近話題になっているCFD取引を利用して海外ETFの取引をすることも可能です。CFDとは「Contract For Difference」を略した用語で、商品や株式といった金融商品取引を差金決済する取引を意味します。差金決済とは、取引時に投資家は、実際に投資対象となる資産を保有せず、代わりに証拠金を預けます。そして、取引終了時に投資対象資産の価格の差額(損益額)をやり取りして取引を終了します。
いくつかの国内証券会社は、CFD取引を提供しており、CFD取引の対象として、商品や株式だけでなく海外ETFを提供しているところもあります。国内証券会社によるCFD取引であれば、日本語環境で海外ETFを取引できるだけでなく、預けた資金(証拠金)を外貨建てにする必要もないので為替手数料を節約することができます。
ただ、CFD取引であっても、海外の証券会社と取引するのに比べ、取引できる銘柄数は数少ないです。また、CFD取引は、FX(外国為替証拠金取引)と同じように、証拠金取引ですから、海外ETFを買う場合、金利(FX取引で言うところのスワップポイント)を支払う必要もあります。CFD取引が、他投資手法と比べて、まだまだ認知が低いのも、個人投資家にとって見えない壁になっている可能性もあります。
村田雅志(むらた・まさし)
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●●
米国に上場しているETFの数はどれくらい?
●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●●
約700
http://www.gci-klug.jp/klugview/2009/02/04/004503.php