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Fade To Black
『自己都合』と“解雇”の寒風
人員整理や強要など、退職が明らかに会社側の都合でも、会社が労働者に原因をかぶせて「自己都合」にしてしまうケースが目立ってきた。解雇者が多い会社は新たに労働者を雇う際、国から助成金がもらえないという企業の論理が見え隠れする一方、自己都合にされてしまうと、失業手当の支給は先延ばしになる。労働者側は「会社の不当行為を許さない国の対策が必要だ」と訴える。 (橋本誠)
東京都内の教育関連会社で編集業務をしていた女性(42)は昨年六月、営業への部署替えと賃金の大幅カットを提示され、社長から「嫌なら退職するように」と言われた。
「退職を選ばざるを得ないような条件」だったため、悩んだ末に退職を決意。残業代のことで納得がいかず会社と交渉したが、平行線のままだった。
そこで一人でも加入できる東京東部労働組合に相談したところ、退職理由が自己都合になっているのはおかしいと指摘された。労組と一緒に再び交渉した結果、会社は理由を会社都合に変更し残業代も訴えを聞き入れた。
倒産や解雇など会社都合の場合、退職八日目から失業手当がもらえるが自己都合だと三カ月間待たねばならない。希望退職の募集や退職の強要、セクハラなども会社都合だが、立証が難しいと泣き寝入りする例もある。女性は「私のように退職を強要されながら、自己都合にされている人は多いのでは」と言う。
都内の事務機器メーカーで働いていた派遣社員の男性(38)は昨年九月、雇い止めとなった。同時に派遣会社も解雇された。
署名を迫られた離職票に、退職は自己都合だと会社が記したため、ハローワークに異議を申し立てたが「退職は本人の意思」という会社の反論が認められた。東京労働局にも訴えたが「解雇通知がなければ会社都合にはならない」と言われた。
失業手当受給まで三カ月の生活は預金を取り崩しても持たない。男性は手当をあきらめて別の派遣会社に登録、事務の仕事に就いた。「失業手当があれば、じっくり仕事を探せた。一番苦しい時期に受給できないなんて、何のための手当か」と怒りを込めた。
派遣ユニオンの関根秀一郎事務局長は「会社都合を自己都合とされるトラブルは、雇用保険に関して寄せられる相談の半分以上を占める」と話している。
(2009年01月30日 東京新聞)
経営者や役員の「努力不足」による「自己責任」で業績が悪化しているというのに、その責任が全て労働者に転化され押し付けられるという狂った社会。
派遣を始めとするワープア、社会的弱者に対しては偉そうに説教を唱えている自己責任厨の連中が、この経営者の身勝手な責任転嫁に対して何一つとして苦言を言わないってのは、まあ、そういう事なんだろうね。
分かり易くて助かるよ。
しかし、それにしても、相も変わらずDQN企業のDQN経営者の横暴は止まるところを知らないというか、圧巻と言える程の凄まじさ。
それに対して、ハローワークや労基署が何の抑止力にもなっていないというのは、国家としての恥辱以外の何物でも無いと思うのだが、アイコクシン溢れるウヨクなオニーサンはどう考えているんだろうかね。
これを見て見ぬふりをしているのだとすれば、拉致問題を封殺し続けたガイキチサヨクの事をとやかく言う資格なんて、何処にも無いと思うんだけどな。
結局のところ、ポジショントークをする事しか出来ない低能のゴミクズ風情が、偉そうにアイコクシンだの国家の誇りだの、そういう事を口にするのは、止めて欲しいね。
反対側のゴミクズどもにも、人権やら何やらを口にするのを止めて欲しい。
穢れるから。
そういうクズどもは、ベランダに落ちてた猫に糞を棒で突っ突いて、「これは創価の恐ろしい陰謀です」とか喚き散らして、世間の笑い物になっているのがお似合いだよ。
http://restororation.blog37.fc2.com/blog-entry-1565.html