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2009年01月29日
経済速報（新日鉄の苦境）
このままいけば【新日鉄】は重大な経営危機に直面することになります。
増田規一郎副社長が発表しました内容は、以下の通りです。
２００９年１−３月期の粗鋼生産は４１％激減の５００万トンになり、５０４億円の経常赤字に転落する。
そして以下のようなコメントも出しています。
「この１−３月期生産は過去最低の衝撃的な水準」
今までの＜含み益＞がありますので、直ちに経営危機とはなりませんが、今、需要が激減しており、今後さらに赤字が拡大していくと見れば、いくら含み益がありましても１年もすれば含み益を吹き飛ばし、更には手持ち現金不足に陥り、資金繰り面に重大な疑念が生じてくるのです。
今資本市場で資金調達が事実上できない状態に陥っており、銀行もとても需要にこたえられない状態になりつつあり、赤字を垂れ流し続ければ【新日鉄】と言えども経営危機に直面する事態に陥るリスクが出てきます。
更に最悪の場合、【トヨタ】をはじめ自動車メーカーが日本国内生産から撤退することもあり得、そうなれば日本での需要は更に激減し、鉄鋼会社は存亡の危機に直面します。
nevada_report at 14:23 90拍手
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経済速報（ドバイ経済につきまして）
今、ドバイの経済は風前の灯火とも言える状況にあります。
一見、ビル・マンションの建設は進んでいるように見えますが、工事現場にいます関係者に聞きますと以下のような返答が返ってきたのです。
「ドバイの経済はひどいよ。ここのマンション工事はかつては９シフトで働いていたが、今や一シフトに変更になっている。建設主がお金がないんだ」
確かにこのマンションの外壁を良くみますと作業はほとんど行われていなく、さびが出ている部分も出てきているのです。
また、完全に放棄された物件もあり、また本来なら完成していなくはいけない物件も殆ど工事をせずに「ただ工事は止まっていません」、という購入者に対して”アリバイ”を作るために工事している物件も多くあります。
これらが完全に止まるまでそう時間はかからないはずであり、そうなえば殆どが砂漠に消えてしまい、これらプロジェクトに融資しましたヨーロッパの銀行はとてつもない金額の不良債権を抱え込みます。
世界はいまだこの中近東の不良債権を殆ど見ていませんが、今後これらが一気に表面化した際には２００兆円とも言える不良債権が火を噴くことになります。
nevada_report at 13:50
金融情報（札幌の丸井・今井デパート倒産と民主党の責任）
札幌にあります【丸井今井】デパートが４７０億円の負債で倒産すると報じられていますが、ススキ野にあります【ロビンソン】も閉店となっており、今北海道で最も景気がよいとされています＜札幌＞の失業者が急増することになりかねず、かつ連鎖倒産が発生するのは必至であり、北海道経済は待ったなしの状況に追い込まれます。
また、今回の閉店・倒産で、札幌市内の商業用不動産価格はさらに急落することは避けられず、更に解雇された従業員はより安いマンション等に移住したり、住宅ローン破たんを起こしますので、マンション・ビルを大量に供給し膨大な在庫を抱える＜不動産業者・ファンド＞が破たんするのは避けられません。
政府・官僚は株だけをあげておけばよいとして年金資金等を使いまくっていますが、本当は地方経済のためにお金を使うべきなのです。
年金基金に１００兆円あり、毎月掛け金が入ってきますので、株を買い上げるために赤字・無配会社の株を機械的に買っていますが、はたして国民のためになるでしょうか？
民主党が政権を取るのであれば、マニフェストにこの年金資金の運用につき国民に明らかにしてその是非を問うことを公約にするべきだと言えます。
海外では年金資金は株式運用にはリスクが高くて禁止されているにもかかわらず、なぜ日本だけ株を買い続けるのか？
官僚が天下り先を確保するために国民の年金をリスクにさらしているのであれば、その責任を追及するのも民主党の責任になります。
nevada_report at 13:31
金融情報（解散価値の減少）
【日経平均】は買い上げで４５円余り上昇しましたが、【東証株価指数】は１，１６ポイント値下がりして終わり、相場としては＜値下がり＞していたことになります。
値上がり ７５５銘柄
値下がり ８１２銘柄
変わらず １４１銘柄
このような中、【アドバンテスト】と【日野自動車】が決算予想修正を発表し、それぞれ膨大な赤字となり、これが為＜純資産＞が急減しています。
＜一株当たり解散価値：純資産＞
【アドバンテスト】前期１４２２円＞（予想）１２８３円
【日野自動車】 前期 ５０７円＞（予想） ４３１円
株式・会社決算の事を知らない自称”専門家”は株価準資産倍率から日本株は割安と述べていますが、上記のように解散価値が減ってきている今、割安という次元では
なくなってきているのです。
更に、【アドバンテスト】は２１年第３四半期の営業益は１５５億円の赤字になるとしており、１２２億円積んでいます≪繰り延べ税金資産≫の取り崩しを迫られますので、赤字は更に拡大することになります。
また、【アドバンテスト】・【日野自動車】とも期末の配当は未定となっており、最悪の場合、無配ということもあり得、配当利回りからも買えない事態になります。
株式は買い上げられていますが、肝心の企業業績は悪化という次元ではなく、会社存亡の危機にあると言える事態に落ち込みはじめています。
nevada_report at 01:28
経済速報（品質のトヨタが・・）
【トヨタ】が国内で５２.５万台、海外で８３万台のリコールを発表しています。
今回のリコール対象は「ヴィッツ」、「ベルタ」、「ラクティス」であり、最悪の場合火災にいたる恐れがあるとされています。
この前は「レクサス」のリコールを発表しており、相次ぐリコール発表で【トヨタ】品質神話が崩壊するかも知れません。
すでに世界一品質の良い車は＜韓国メーカー＞とされており、人件費を削りモノづくりを忘れた日本は今後どのように生きていけるでしょうか？
nevada_report at 01:08
2009年01月28日
経済速報（ドバイ）
現在、不動産市場及びアラブ経済事情調査のために、【ドバイ】に来ております。
このドバイ事情につきましてはまた追って詳しく解説させて頂きますが、日本ードバイ間には、＜エミレイツ航空＞が関空・名古屋空港間に毎日一便就航しており、今回は関空便を使いましたがガラガラでビジネスクラスは３分の一も入っていない状況でした。
エコノミーはもっと悲惨で２割も乗っていないような状況でした。
【ドバイ】に到着しましたのがドバイ時間で午前５時半でしたが、空港もガラガラであり、入管も並ぶことなくアッという間に終わりました。
（昨年はかなりの列で時間がかかったそうですが、今は全くという程人がいない状況になっています）
これより実地調査に入りますが、当地の新聞には「ドバイ不動産は今後６０％以上暴落するという見方があるが、２０％程の下落にとどまる」という見方をした記事もあり、実際はどうなっているか、これからじっくり調べてみたいと思っています。
ただ、経済状況を見てみますと、港には稼働していない運搬船があふれており、荷が動いていないことがわかります。
今まで世界中の港を見ていますが、ドバイの港に係留されています運搬船の数はあり得ないという程の数であり、物流が止まっているのが分かります。
（続く）
http://blog.livedoor.jp/nevada_report/
- 【異化と異例の世界、警報は２０１５年展望と先進国戦略破綻を予測】 欧州自動車産業2015年展望 【FOURIN】 愚民党 2009/1/30 00:25:56
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