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ダボス会議開幕 「この先1年に自信ある」CEO、21%に急減(日本経済新聞)
【ダボス(スイス東部)=藤田剛】世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が28日、スイス東部のダボスで開幕した。政財界の指導者が集い、世界経済の動向などについて討議する。これに合わせて米大手会計事務所のプライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)は世界の主要企業の最高経営責任者(CEO)、1124人に実施した調査結果を同日、ダボスで発表。この先1年について「自信あり」との回答は21%で、前年調査の50%から急低下した。
地域別に見ると、北米と西欧で「自信あり」と回答したのは15%にとどまった。一方、中・東欧と中南米は21%、アジア太平洋は31%で、北米や西欧に比べると自信を保っている経営者がまだ多い。
PwCは「景気後退のスピードが非常に速かったため、CEOらの心理が凍り付いた」と分析。CEOの92%が経営リスクに関する情報が重要と答えたが、十分な情報を得ているとの回答は23%で、不安にさいなまれる経営者の姿が浮き彫りになった。(19:49)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090128AT1C2800328012009.html