★阿修羅♪ > 国家破産61 > 268.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『あなたのソノ疑問、IISIAに聞いてみよう』
≪mail: info@haradatakeo.com ≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
こんにちは。
広報・PR担当 渡辺です。
いつも沢山のご質問をいただき、誠にありがとうございます!
本日はその中から、“越境する投資主体”に関するものを
取り上げさせていただきます。
【ご質問】
「先日の新刊記念講演会に出席させていただいた者です。
講演のお話に興味を持ち、原田先生のご著書やIISIA教材から
いろいろと勉強させていただいております。
さて、ひとつ質問があります。
今回の金融危機の象徴の一つが、「リーマン・ショック」に
代表される投資銀行の破たんやヘッジファンドの損失だと思います。
投資銀行がこうなってしまった今、“越境する投資主体”は
次々と廃業に追い込まれ、そうでない場合も極めてビジネスが
し辛くなってしまうでしょう。
そうなると、結果的に“越境する投資主体”は
消え去っていくことになりはしないでしょうか。
お教えいただければ幸いです。」
【IISIAからのご回答】
IISIA CEO・原田武夫の「新刊記念講演会」(東京会場)に
ご来場いただき、ありがとうございます。
ご質問の件につきましてお答えします。
ご指摘の通り、現下の金融メルトダウンの中で
投資銀行は多大なダメージを受けました。
まずはベアー・スターンズが破綻。
金融当局の介入によりJPモルガンに買収されました。
そして金融メルトダウンが顕在化した、昨年(2008年)9月の
リーマン・ブラザーズの破綻は未だ記憶に新しいところですし、
また、メリル・リンチはバンク・オブ・アメリカに買収され、
モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスは
投資銀行から商業銀行にそれぞれ業態変更を行いました。
大枠で同じ括りに入れられることの多い投資銀行と証券会社ですが、
要は上記の5大証券会社が何らかの変容を被ったことで、
たしかに、かつてあれほどもてはやされた「投資銀行の時代」は
終わったとひとまずは言うことができるでしょう。
問題は、それでは“越境する投資主体”たちもまた消え去るのか?
そして、“越境する投資主体”たちが動かす金融資本主義もまた終焉するのか?
ということです。
ここでご注意いただきたいのは、
IISIAは“越境する投資主体”が即「投資銀行」の同義語だとは
考えていないということです。
金融のグローバル化を利用し、文字通り国境を跨いだ
投資活動により収益を上げているマーケットのアクターは、
いずれも“越境する投資主体”にカウントされます。
投資銀行はその一部に過ぎないので、
“越境する投資主体”がマーケットから退場したとは
言えません。
さらに、もう一つ考慮すべき事項があります。
金融メルトダウンによりマーケットが「下げ」局面にある中、
“越境する投資主体”たちは本当にビジネスができなくなるのかという
問題です。
これは、必ずしもそうとは言えません。
なぜなら、“越境する投資主体”たちにとって
短期の「下げ」はショート(空売り)によって
利益を上げるためのチャンスですし、
マーケットの下落が長期的に続く局面にあっては、
プライベート・エクイティ(PE)が、業績不振に苦しむ企業を
建て直し、市場価値を高めてから売り払うという「企業再生ビジネス」で
やはり巨額の利益を狙うことができます。
従って、そうした空売りや「企業再生ビジネス」に
用立てるための資金さえ予め確保していれば、
「下げ」局面とはいえ、すべての“越境する投資主体”たちが
死滅してしまうことはありません。
存在するのは、それぞれの“越境する投資主体”間の
勝敗だけであり、彼らが回す金融資本主義もまた、
終わることなく今後も続いていくと考えられます。
こうした事情については、まさに本日発売となった
「IISIA海外特別レポート『ロンドン出張報告』」の中で、
当の“越境する投資主体”の幹部の発言を分析しながら
IISIA CEO・原田武夫がより詳細に論じております。
ぜひこちらもお読みいただければ幸いです。
⇒ http://www.haradatakeo.com/personal/srf.html
・・・・・・・
いかがでしたでしょうか?
次回もまた皆様からのご質問にお答えしていきます。
たくさんのご質問の中から、これは!と思うものを選ばせていただき、
お伝えしていきます。
◎◎ご質問は、メールにて下記の通りお送りください!◎◎◎◎◎◎◎
★件名:『IISIAメルマガ質問コーナー』 (←お間違いなく!)
★mail: info@haradatakeo.com
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
(なお、個別の金融商品についてのお問い合わせについては、
お答えいたしかねますので、ご了承ください。)
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
広報・PR担当 渡辺
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
2 81 +−