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2009年01月13日
金融危機情報(4%安でとどまった日経平均)
日経平均は422円安(−4.79%)となりましたが、よくこれだけの下落で収まったといえる相場内容でした。
主力株が軒並み急落していたからです。
三井不動産 −9.2%
三菱地所 −7.6%
住友不動産 −8.3%
*平均下落率 8.3%
三井住友 −6.98%
三菱UFJ −6.23%
みずほ −8.36%
*平均下落率 7.2%
NEC −7.5%
富士通 −7.3%
シャープ −9.2%
ソニー −8.9%
*平均下落率 8.2%
トヨタ −6.3%
これだけ主要株が下落していましたので、大方の個人投資家は『日経平均下落が4%?おかしいのではないか?』と思っている筈です。
上記4グループの平均下落率は<7.5%>にもなり、これを日経平均に適用すれば<662円>に相当するのです。
今日、日経平均が662円安になっていれば「妥当な下落」となるのです。
それにしましても、年末年始に年金資金でせっせと買い上げましたが、すべて無駄になったことになります。
喜んだのはこの間に売った<外人>で、損をしたのは<日本国民(年金)>となります。
金融危機情報(最後の円高)
昨年11月の日本の【貿易収支】は934億円の赤字になっています。
輸出 −26.5% 5兆 623億円
輸入 −13.7% 5兆1557億円
赤字 934億円
そして【経常収支】は9ヶ月連続前年同月比を下回る5,812億円となり、これは1年前に比べなんと65.9%も激減しているのです。
今や日本が【経常収支】でも赤字に転落するのは時間の問題と言え、その時が今の円相場の大転換となる筈です。
貿易赤字、経常赤字、財政赤字
3つの赤字が並んだ時、日本から本格的なキャピタルフライトが起こります。
【外人投資家】は昨年1年間で7兆3786億円を差し引きで日本株式から資金を引き揚げていますが、今年3つの赤字が出現するとなれば10兆円を超える売り越しになりましても不思議ではありません。
そして、麻生政権でバラまきが始まり【財政赤字】が拡大していきますから、今の国債バブルがはじければ国債の暴落・資金流出に見舞われ、日本は未曾有の金融混乱に見舞われます。
その時期が一歩また一歩と近づいてきています。
nevada_report at 11:46
金融危機情報(4%を超える急落をしたユーロ)
【ユーロ』が4.42%もの急落を演じ、午前6時40分現在一ユーロ119.11円となり120円を割りこんできており、一時は118.64円まで下落し、118円台に入っています。
また、【ドル】は2.2%安の89.15円となり、ユーロのほぼ半分の下落率にとどまっています。
ユーロ −4,42%
ドル −2.20%
ここで他の金融市場を見てみたいと思います。
NYダウ −125ドル (−1.46%)
S&P −20ポイント(−2.26%)
ナスダック−32ポイント(−2.09%)
原油 −3.24ドル(−7.92%)
金 −34ドル (−3.98%)
商品市場が株以上に下落しているのが分かります。
特に、金(ゴールド)は、ドルが下落すれば金(ゴールド)は上がるといわれていますが、今日はドルの下落(マイナス2.2%)を大きく超える下落率になっているのです(マイナス4%)。
殆どの金融商品が下落してきており、市場参加者にとっては散々な一日でしたが、唯一陽があたっていた市場は「国債市場」です。
リスク回避のための資金が流れ込んできており、国債価格は上昇しているのです。
今、世界中でバブルが発生している市場は国債市場であり、今後膨大な国債が発行されますので、このバブルも近々には崩壊します。
その時が【金融恐慌】突入の合図になるのでしょうが、カギになるのは「ロシア」の動きとなります。
今日明日にも発送させて頂きます【ワールドレポート2009年新年号(第2部)】にてその背景につき詳しく解説していますので、お読み頂ければと思います。
http://blog.livedoor.jp/nevada_report/