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昨年、代々木公園で蚊を採取する仕掛けを取り付ける都職員(C)日刊ゲンダイ
都が対策開始も 今年のデング熱は「リスク高い」と専門家警鐘
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159198
2015年4月22日 日刊ゲンダイ
東京都は昨20日から、代々木公園で蚊の採取調査を行うなど、「デング熱」対策に乗り出した。昨年夏は約70年ぶりに国内感染が確認され、18都道府県、計162人が発症したが、今年はもっと用心した方がいい。「重症化するリスクが高まっているからです」と、感染症に詳しい東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎氏がこう続ける。
「デングウイルスには、1〜4型の4つのタイプがある。最初の感染は軽症で済む場合が多いのですが、別のタイプのウイルスに再感染すると、デング熱とは異なり、出血症状を呈する『デング出血熱』を発症するなど、重症化し、死に至るリスクが高まるのです」
諸説あるが、デング出血熱は適切な治療が遅れると、致死率10〜20%ともいわれる。「俺は感染したことがないから大丈夫」というのは甘い。
「デング熱は感染しても発熱などの症状が出ない『不顕性感染』が多い。要するに、気づかないうちに感染しているケースがあるのです」(藤田紘一郎氏)
■病原体に国境なし
国立感染症研究所によると、デング熱感染者の5〜7割が不顕性。昨年の流行で162人が発症したとしたら、知らないうちに数百人が感染していたとしてもおかしくない計算になる。
それに、162人は国内感染の発症例だけで、昨年の国外感染の発症例(輸入例)は179例。合わせて341例が報告されている。それだって判明している分だけで、国内にいる不顕性の感染者は「累計で数千人単位でもおかしくない」(専門医)のだ。
市民の虫よけ活動をサポートするプロジェクト「みんなで防ごう!デング熱」の実験によると、20度以上の日が4日続くと、蚊の羽化数は約2.4倍に急増する(実験協力=池田模範堂)。
折しも関東甲信越は、22日から高気圧に覆われて晴天が増え、予報では20度超えが続く。GWに向けデングウイルスを媒介するヒトスジシマカが出現し始め……。
東京慈恵医科大の嘉糠洋陸氏(熱帯医学講座教授)は「これだけ多くの人やモノが動く時代ですから、いまや病原体に国境はありません」と、警鐘を鳴らす。円安で東南アジアから来日する観光客も増えている。用心に越したことはない。
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