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(回答先: 担当官と兵士でエボラと戦うオバマ大統領 兵士達をエボラに曝し、ワクチン、あるいは治療法を、兵士達で試験 投稿者 てんさい(い) 日時 2014 年 10 月 19 日 08:23:55)
【AFP=時事】米国初のエボラ出血熱患者の対応に当たった医療関係者の2次感染が相次いだことによって、感染拡大を阻止するための米当局の対応に数々の不手際があったことが明らかになっている。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と米保健当局は先月、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の米国への感染拡大の「可能性は低い」としつつ、その準備はできており、もし発生すれば直ちに封じ込めるとしていた。
しかし、リベリアから米国に渡ったばかりのリベリア人男性、トーマス・エリック・ダンカン(Thomas Eric Duncan)さんが、9月25日に発熱や体の痛みを訴え米テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)のテキサス・ヘルス・プレズビテリアン病院(Texas Health Presbyterian Hospital)で受診した際には、その4時間後に帰宅を許されていた。
この決定が、救急医療室にいた他の患者やダンカンさんの家族、医療スタッフらの感染リスクを高めることになった。ダンカンさんは同月28日、嘔吐と下痢のため救急車で同病院に搬送され再度受診。この時には他人に感染させる可能性が極めて高い状態だったため、もし適切な予防措置をとっていなければ、数十人の医療関係者が感染した可能性がある。
ダンカンさんは、同月30日になって初めてエボラ出血熱と診断され、今月8日に死亡した。米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)によると、ダンカンさんとの接触が確実、またはその可能性がある人は118人おり、その大半が医療関係者だという。
同病院を運営するテキサス保健当局のトップ、ダニエル・バルガ(Daniel Varga)医師は、国内でのエボラ熱感染に対する対応について調査している米下院エネルギー商業委員会(House Energy and Commerce Committee)に提出した文書の中で、「ダンカンさんの初期治療においては残念ながら、高度な技術を持つ医療チームが誠意を持って対応したにもかかわらず、間違いを犯してしまった」「われわれは、彼の症状をエボラ出血熱と正しく診断しなかった。非常に申し訳なく思っている」と述べている。
■看護師は肌を露出し対応
米国内でエボラ出血熱に感染した初めての事例は、12日に発表された。看護師のニーナ・ファム(Nina Pham)さんだ。また15日には、別の医療従事者の感染も明らかになった。
全米看護師連合(National Nurses United)は、同病院のスタッフに対する聞き取り調査を実施。その結果、ダンカンさんの到着時、同病院ではエボラ出血熱患者を受け入れる準備が悲惨なほど不足していたことが明らかになったという。
同連合によると、ダンカンさんは28日に病院に搬送された際、数時間にわたり隔離されずに他の患者らと同じ場所にいた。また病院関係者の誰一人として、対応手順や、身に着けるべき防護服の種類を知らず、訓練も受けていなかった。血液検体は、必要とされる特殊な密閉法やラボへの手渡しが実施されておらず、ダンカンさんの治療に関わった看護師らは、適切に体を防護していなかった。
ダンカンさんに最初に接触した看護師らは、体の前と後ろには不浸透性ではないガウンを、手には手首にテープを巻かない状態で手袋を、口には外科用マスクを着用していた。与えられた医療服も、顔と口に最も近い首まわりが露出したものだった。
CDCのトマス・フリーデン(Thomas Frieden)所長は14日、ダラスの病院スタッフを訓練し、患者への対応を監視するための特別チームを迅速に派遣しなかったのは間違いだったと認めた。
同所長は記者団に対し、「われわれが対応に当たっているのは、米国内では珍しい病気。対応は難しい。私はしばしばそれについて考えることがあった。(ダンカンさんの診断直後に)このようなチームを派遣していればよかった」「そうすれば、今回の感染を防げたかもしれない」と語り、今後の感染例が発覚した場合は即刻、専門家チームを派遣すると約束した。
だが、15日には、CDCの対応力に新たな汚点が生じた。フリーデン所長は、エボラ出血熱に感染した2人目の医療従事者の女性が、診断の前日に国内便でオハイオ(Ohio)州からテキサス州に移動していたことを明らかにした。
その時点では同僚のエボラ熱感染が発覚していなかったものの、「この女性は、エボラ出血熱患者への接触が確認された人たちのグループにいた。彼女は旅客機で移動するべきではなかった」とフリーデン所長は語った。
【翻訳編集】AFPBB News
- アメリカでエボラが2次感染まで出てるのに中国で出てないとは考え辛い 中国人、なぜエボラに関心持たない?・・・「野蛮人の疫 てんさい(い) 2014/10/19 08:57:52
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