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トマト:全ゲノム解読成功 世界初、品種改良や食糧増産に期待
http://mainichi.jp/select/news/20120531mog00m040011000c.html
2012年05月31日 毎日新聞
植物などの全遺伝子情報(ゲノム)の解読をしている「かずさDNA研究所」(千葉県木更津市)は30日、同研究所が中心となって進めた米韓英など世界14カ国との共同研究でトマトの全ゲノム解読に、世界で初めて成功したと発表した。これにより、トマトの品種改良や食糧増産に応用できると期待されている。同研究所は「この成果はゲノム解析の千葉県や日本の存在感を世界に示すものだ」と話している。【斎川瞳】
解読結果は31日発行の英科学雑誌「ネイチャー」に掲載される。
トマトは世界中で栽培される重要農産物である上、ゲノムの大きさを示す塩基数が約9億塩基対と植物の中でも比較的多いため、03年から国際共同プロジェクトとして14カ国と解析を重ねてきた。
トマトのゲノムには3万5000個の遺伝子があり、それらをイネやジャガイモ、ブドウなど4種の植物の遺伝子と比較。全種で共通する9000の遺伝子グループと、トマトやジャガイモなどのナス科植物にのみ共通する5000の遺伝子グループなどに分類できることを発見。各グループの遺伝子の違いなどを分析することで、植物の進化の過程や、植物の基本機能をつかさどる遺伝子の判明にもつながるという。
今後の研究で、トマトを含むナス科植物の病気、害虫に強い品種や、生活習慣病の予防効果があるというリコピンやポリフェノールなど好みの成分を配合した植物の開発が可能になるなど、品種改良がより加速するとみられる。
同研究所の発表に対し、森田健作知事は「生活習慣病に効果のある成分を含むトマトの開発などが促進され、県内農業や食品産業の振興に寄与すると期待している」とのコメントを発表した。
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