http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/920.html
Tweet |
原発爆発、対応が後手=危機管理で能力欠如−政府(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011031300381
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1号機の事故について、政府の対応は後手に回った。爆発から詳細な発表まで約5時間かかったほか、情報の質においても十分とは言えず、危機管理能力の欠如を露呈した。
1号機が爆発したのは12日午後3時半すぎ。しかし、枝野幸男官房長官は同5時45分の記者会見では「爆発的事象」と述べ、詳細な説明は避けた。その後、枝野長官は同8時半すぎの会見で、爆発は隔壁だけで原子炉格納容器の破損はないと発表した。
また、原発周辺の住民への避難指示は、地震が発生した11日には「半径3キロ圏内」だったが、翌12日には「10キロ圏内」、爆発後は「20キロ圏内」と、事態の深刻化に応じて広げていった。この間、政府の明確な説明がない中、メディア側の情報も錯綜(さくそう)し、かえって国民の不安を高める結果となった。
菅直人首相は13日の福島瑞穂社民党党首との会談で「東京電力の報告が遅れた」と東電の責任に言及したが、枝野長官は記者会見で、発表がずれ込んだ点を指摘されると、「どういう情報をどう報告するか、悩みながらやっている」と語り、手探りで当たっていることを率直に認めた。
政府が情報開示に慎重な対応を取るのは、未確認情報を垂れ流しすれば、国民の心配をあおりかねないとの懸念があるとみられる。しかし、野党は「不利な情報も開示が必要だ」(浅尾慶一郎みんなの党政調会長)と批判。民主党出身の西岡武夫参院議長も「現状と見通しはこうだと、国民に明確に言ってほしい」と苦言を呈した。
一方、首相官邸、原子力安全・保安院、東京電力が別々に会見した結果、内容が異なる点もあった。首相らの会見で手話通訳を付けたのも、震災発生から3日目からだった。ある程度の混乱はやむを得ないとはいえ、谷垣禎一自民党総裁は首相との会談で、情報の一元化について「あまりにも多くの人々が対外説明に関わっていることは問題だ」と指摘した。
「問題意識は持っている」。枝野長官は会見で、情報整理に努力する意向を示したが、「未曽有の災害を前に手いっぱい」(政府関係者)なのが実態だ。(2011/03/13-21:53)
--------------------------------------------------------------------------------
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素6掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。