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関電の原子力事業にも暗雲(産経)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110313/biz11031321020026-n1.htm
2011.3.13 21:02
関西電力は、福島第1原発1号機のように運転開始から40年を超えた美浜原発1号機(福井県美浜町)や、福島第1原発3号機と同様、使用済み燃料を加工したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電を行っている高浜原発3号機(同県高浜町)を抱える。東日本大震災で東電などの原発が受けたダメージが広がるにつれ、大規模地震発生時の関電の原発に対する不安も高まりそうだ。
11日の震災発生後、福島第1原発1、2号機では非常用発電機がすべて停止し、炉心を冷やす緊急炉心冷却システム(ECCS)が動かなくなるなどの被害が出た。これを受け、関電は同日、福井県内の原発3カ所に対し非常用発電設備の点検を指示、問題がないことを確認している。
関電は平成16年8月の美浜原発3号機の蒸気漏れ事故で失った信頼を取り戻し、原子力事業をやっと軌道に乗せることができるようになった矢先。関係者は今回の原発の被災について「重く受け止めている」と話し、今後の原子力事業にとって逆風になるのではないかと懸念する。
関電は昨年11月に運転開始から40年を超えた美浜原発1号機を延長運転したうえで後継機の新設も計画しているものの、福島第1原発1号機と同様、高経年化していることは否めない。また、今年1月に高浜原発3号機でプルサーマル発電の営業運転を開始したが、MOX燃料は核分裂を抑える制御棒の効きが悪くなる点も指摘されるため、大規模地震時の安全性確保に厳しい目が注がれるのは不可避とみられる。
関電は最大で13カ月ごとに行う既存原発の定期検査の間隔を延ばす「長期サイクル運転」を検討しているが、難しくなりそうだ。関係者は「今回の被災の詳細が分かり次第、それを受けて今後の原発の安全対策を強化する具体的施策に取り組む可能性はある」としている。
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