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12月10日 18時45分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101210/k10015775891000.html
使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを一般の原発で燃やす「プルサーマル」が行われている佐賀県の玄海原子力発電所3号機で、1次系の冷却水に含まれる放射性物質の濃度が通常より高い値を示したため、九州電力は10日夕方から原子炉を手動で停止し、原因を調べることにしています。
九州電力によりますと、佐賀県玄海町にある玄海原子力発電所の3号機は、1次系の冷却水に含まれる放射性物質のヨウ素の濃度が、9日昼すぎから通常のおよそ2倍の値を示し、10日正午すぎには通常の4倍に上昇したということです。今回の濃度は原子炉を手動で停止する基準の10万分の1未満で、安全性に問題はなく、環境への影響もないということですが、九州電力は、今月下旬に予定していた定期検査の日程を前倒しして、念のため10日夕方から原子炉を手動で停止し、原因を調べることにしています。原因について九州電力は、原子炉内の核燃料を覆っている金属に小さな穴が開いた可能性があると説明しています。玄海原発3号機は、去年12月から国内で初めてプルサーマルを行っていますが、濃度の上昇とプルサーマルとの関連は分からないとしています。プルサーマルが行われている原発で運転が急きょ停止されるのは、今回が初めてです。
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