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【2010年11月2日(火)朝刊】 室蘭民報
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/11/02/20101102m_03.html
日本がベトナムの原子力発電所建設を受注することが事実上決まったのを受け、原子炉大型圧力容器部材の国内シェア100%を誇る日本製鋼所室蘭製作所(室蘭市茶津町、早川保所長)は歓迎の意向を示し、「インドなどのアジア進出へ大きな弾みになる」としている。
同製作所は原発の心臓部である原子炉圧力容器の胴体、底ぶた、上ぶたなどの部材を600トン鋼塊から製造する技術を世界で唯一持つ。同製作所製の部材は現在、国内の約60プラントすべて、海外では中国、米国、フランスなど20カ国の約170プラントで使用されている。
ベトナム発注事業の受け皿となる官民合同の「国際原子力開発」を構成する原発メーカーは日立製作所、東芝、三菱重工業の3社。今後、原子炉受注をめぐって激しい争奪戦が予想されるが、「どこの社に決まってもすべて日鋼の部材を使っている」(同製作所)。
同製作所にとっては、今年に入ってからリーマンショック余波で欧米の原発建設計画が減速しているのが懸念されていた。それが今回のベトナム事業の受注方針決定で「現在、交渉が進められているインドをはじめ、アジアの途上国の原発受注へ呼び水となるのでは」(同製作所)と期待を膨らませる。
同製作所は平成23年度末までに総額800億円の大型設備投資を終え、現行の原発部材製造態勢を5・5基から12基に倍増させる。欧州、韓国などと比べて立ち遅れていた官民合同のセールスが今回初めて実を結んだことで、「全世界の市場を視野に、どこよりも安全な部材製造にまい進したい」と語っている。
(山田晃司)
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