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もんじゅの落下物つり上げ不能事故が大きく報道されないのはなぜ?〜廃炉も視野の規模?! (ヤメ蚊)
http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/652.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 10 月 18 日 18:09:42: twUjz/PjYItws
 

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/fc5f01b2e4c0b3cde22bfff6bb75757f

もんじゅの落下物つり上げ不能事故が大きく報道されないのはなぜ?〜廃炉も視野の規模?!


メディア(知るための手段のあり方) / 2010-10-18 07:31:36

 例によって、電力会社の問題をマスメディアは大きく取り上げようとしない。高速増殖炉もんじゅの原子炉容器内に部品が落下して引き上げができない件のことだ。地元の福井新聞によると【日本原子力研究開発機構は13日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、8月に原子炉容器内に落下した炉内中継装置の取り出し作業を再開したが、つり上げている途中で荷重が異常値を示して警報が鳴り、作業を再び中断したと発表した。円筒形の同装置の一部が、原子炉容器の上ぶた付近で引っ掛かるためとみられる。再開のめどは立っておらず、回収が長期化する可能性もある】という(http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=24207&storytopic=34)。


 当初、簡単につり上げられるという見方もあったが、事態は深刻なようだ。落下した際に装置が変形し、ひっかかっているようだ。もし、そうだとすると、装置を分解して取り出すほかないが、そのようなことが可能なのだろうか?

 原子炉容器内は、液体化した金属ナトリウムで満たされており、金属ナトリウムは不透明であり、内部の目視はできない。

 金属ナトリウムは水や酸素に触れると高温を放って激しく酸化されるため、新たに外部から切断装置などを入れることすら困難なのではないだろうか?

 つまり、金属ナトリウムを冷却材として利用することの問題点が明確になった事故、この方式による発電が危険で実用化に向かないことを暴露した事故…ではないだろうか?

 
 しかも、この炉内中継装置がいかに落下したかを目視することができない以上、【もんじゅの向和夫所長は「物理的に装置は真っすぐ落ちており、炉内や燃料にぶつからない」と強調した】というが(http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/24241_34.html)、ほんとのところはわからないのではないか?


 読売新聞でさえ、【原型炉「もんじゅ」が今年、14年ぶりに運転を再開したばかりだが、8月末に原子炉容器内で、クレーンでつり上げていた約3トンの重要装備を落とした。点検で原子炉を止めていたため直ちに安全性への影響はない。しかし、炉内に損傷はないか、確認は遅れている】と認めざるを得ない状況だ(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101015-OYT1T01276.htm)。

 
 各メディアは、この問題を軽視することなく、つり上げの方法やそれに伴うリスクなどをきちんと伝え、運転再開に伴う危険性の検証を十分に行わせるように警告してほしい。


 いや、マジに、この事故は、単純なようであって、実は、もんじゅ廃炉につながる重大事故なのかもしれない…。


※画像は昨年末、地元福井新聞に掲載されたもんじゅ再開への抗議広告。
http://cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=14



 

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コメント
 
01. めむめむ 2010年10月19日 09:06:51: lmDW19lBDnz8g : F9ykjpgDYl
そーーうなんですよ、クマのぷーさん、放射能云々以前にナトリウムの取扱いの危険性はずっと言われ続けていたのに、どっこも報道しない報道姿勢を貫いている。

当たり前ですよね、だって、既得権益の守り神がそんな自己否定につながることを
できるはずがない。

自分らが知恵のかけらもないくせにネーミングがもんじゅって大多数の国民を危険に晒す前近代的原子力やかんシステム改良版、というか改悪バージョンはすぐ中止せよ!!


02. 2010年10月20日 11:38:25: FHVyh15Kso
耐用年数を過ぎた原子力発電所の解体も現実的には難しいらしい。
古い型のものは、設計図も見つからないとか。
作業員の被ばくや、解体時の放射性物質の飛散の問題、難問山積みでクリアできる目途は立っていない。
ロボットを使った原発の解体も一部では実用されているが、
原発の設計は、解体する事など考慮されていないがほとんどのため簡単ではない。

もんじゅ(高速増殖炉)なんて現時点では危なくて実務運用はできないシロモノ。
しかも、日本には、核の再処理プラントがないから、そのための処理は
「完全に足元を見られて高値で外国(ロシアかな)に依頼さざるを得ない実態。
日本なんて格好のカモ。

フランスやロシアが核の再処理施設を維持しているのは、「国際政治における自国の交渉の武器として」の話。発電じゃない。
日本の「もんじゅ」や「青森の六ヶ所村の施設」などからは、日本の国策としての核戦略なんて見えもしない。
その結果が、原発利権を守り抜く事を前提とした推進派と反対派の慣れ合いの神学論争の中、
地域住民と納税者に負担が押しつけられている。

それだけではない。原発利権維持のため、70年代後半からの「脱石油」のための新エネルギー開発の芽は、ことごとく潰されてきた。
その事で、現在の世界的な再生エネルギーブームの主導権を欧州に握られてしまった。


03. 2010年10月22日 02:00:16: MzJ9MXsBEc
もんじゅの炉の蓋は厚さが3.7m重さが230トンもあります。
炉内には燃料が装架されており、減速材のNaは溶融状態を保つために常時200℃前後に加熱しておく必要あります。Naは抜きとることができません。またNaを空気に触れさせることはできないので炉を解放できません。動作が不確かな装置を使って一か八かで燃料を抜くこともできません。つまり、運転もできなければ、廃炉にもできない状態のようです。

 燃料移送装置はつなぎ目あたりで膨らんでいるか曲がっているらしいのですが装置のスリーブの中にマンドレルを挿入して変形を修正して装置を引き抜けるかが山?それができないなら、それは大変です。考えるだけでもぞっとします。
 
 ただただ恐ろしい思いです。

 原理的にも経済的にも破綻している転換炉からは撤退することです。


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