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なぜ「もんじゅ」運転を強行するのか−本当の理由は…
http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/569.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 5 月 16 日 23:04:02: twUjz/PjYItws
 

http://chikyuza.net/modules/news4/article.php?storyid=2035

なぜ「もんじゅ」運転を強行するのか−本当の理由は…<たんぽぽ舎>

たんぽぽ舎です。
転送歓迎です

「もんじゅ」は『増殖』できない。
「夢の原子炉」はウソ
なぜ「もんじゅ」運転を強行するのか−
本当の理由は「兵器級プルトニウムの生産」=『核武装』

以下の文章は、「核開発に反対する会」の4月号ニュース(第32号、2010年4月刊、B5判、16頁)の巻頭文=槌田敦小文の要旨です。「もんじゅ」が誤警報、トラブルの続出で注目を集めている中で、その根本問題を早くに指摘していた文なので、ご紹介します(詳細は、同ニュース参照 TEL 03-3261-1128-午前中、FAX 03-3238-0797へ)。
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●周辺部から起きる事故の危険

なぜ、原子力機構(旧動燃)に勢いがないかというと、もんじゅは、年間200億円も投じてナトリウムを加熱し、この循環で生命装置を働かせ、その寝たきり状態を14年間も維持してきた。装置の劣化も問題
だが、それよりも関係者の退職・配転などで、この特殊原子炉は正常に運転できるかどうかの方が心配である。
もんじゅは、当初予定した予算(国と電力の資金)では建設できなかった。自由に使える電力の資金は原子炉の建設に早々と使い果たしてしまった。そこで、周辺部の建設では、この作業をいくらでしてください、という発注方式をとることになった。そのため、事故を起こした温度計には動燃は一切関与していなかった。その後の故障もすべて動燃のまったく知らない周辺部で起こっている。したがって、運転再開しても、すぐに周辺部の事故になって止まるであろう。

●核武装のためのプルトニウム(以下、プルトと略します)

それなのに、なぜ、民主党政権は、もんじゅの運転を強行しようとしているのか。それは、もんじゅが日本で唯一の軍用炉だからである。兵器級プルトを生産していた東海原発は廃炉になった。常陽は兵器級プルトを生産するブランケットを外している。もんじゅだけがこれを生産できる原子炉だからである。
日本が、田母神の言うようにアメリカから核兵器を買って核武装するという方針を取るとしても、日本が独自に核兵器を生産できて、これを管理する能力がなければならない。この管理能力がなく、テロに盗まれるかも知れない国にアメリカは核兵器を売る訳がない。
そこで、少なくとも100発程度の核兵器を自力で作り、これを管理する能力を世界に示さなければならない。そのためには、自力で兵器級プルトを200キロほど生産しなければならない。すでに日本の所有している量は36キロである。これを追加するには、もんじゅしかないのである。
しかし、この方法では国民の同意を得る事はできない。そこで利用されるのが、プルトを増殖する夢の原子炉(高速増殖炉)というウソなのだ。
話題になっているのは「倍増時間」である。プルトを倍に増やすのに90年かかるという。だから新しいもんじゅを作るのは90年後だという。だが、それは違う。日本は多数の原発から大量のプルトを生産しているので、あといくつももんじゅを作ることができる。

●高速炉では増殖できない

高速増殖炉は、そもそも増殖できない原子炉である。それは炉心の再処理ができない原子炉だからである。高速増殖炉の炉心は、通常原発の軽水炉に比べて大量の白金属元素が発生している。これは硝酸には溶けないから再処理すると大量のヘドロが発生する。このヘドロの中にプルトが閉じ込められて完全回収ができないのである。
六ヶ所再処理工場が運転できないのも、原発の使用済燃料の中の白金属元素が輸送パイプを詰まらせたからで、高速増殖炉ではなおさらである。
もんじゅの例でいうと、もんじゅには炉心におよそ1400キログラムのプルトを投入する。これを1年間運転すると、炉心のプルトは多少減っておよそ1392キロになる。しかし、ブランケットで新しく62キロのプルトが生産される。したがって、54キロのプルトが増殖されることになる。
しかし、炉心の再処理で、4%のプルトが回収できない(回収率96%)と、未回収の量は56キロである。それでは増殖にならないのである。おそらく回収率は80%程度と考えられるので、これではプルトの減少である。それなのに、「高速増殖炉」などと名乗ることは、ハッタリである。
「嘘つきは泥棒の始まり」という。実は、ブランケットで生産される62キロのプルトが濃縮度98%という最高級の核兵器原料であることを、この増殖という言葉で隠蔽することができる。
マスコミの中枢も、脱原発指導者の一部も、この事実を語ろうとはしない。彼らはこの事実を知らない訳ではない。(中略)
───────────────────────────────
☆もっと、詳しく知りたい方は下記の4種のパンフ・ニュース紙をご参照ください。

1.「高速増殖炉“もんじゅ”どこが危険?何が問題?」
  小林圭二著 発行:大阪軍縮協 A5判64頁 頒価500円
  (たんぽぽ舎で扱っています)
2.「もんじゅ運転再開・六ケ所村再処理工場 本格稼働を阻止するために」 小林圭二
 発行:たんぽぽ舎(No76) B5判32頁 頒価400円
3.「もんじゅは地震に危ない」 生越忠
 発行:たんぽぽ舎(No26) B5判44頁 頒価400円
4.「核開発に反対する会」ニュースNo31 2010.3発行
  「もんじゅ」を止めよう!特集…署名と声明と今後の活動
   B5判16頁 頒価200円

以上、4冊の小冊子についてのお問い合わせは、たんぽぽ舎まで
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コメント
 
01. 2010年5月19日 14:34:28: u8T2aRIP9Y
ただの事業仕分け対策です。
もんじゅが動かないと予算が削られてしまうからね。やつらはもんじゅが動いていない間、暇にまかせてクダラナイ事務手続きを山のように作っていましたよ。おかげで現場の生産性は落ちまくりです。やつらは内部でもガンです。もんじゅと一緒にどっかで引き取ってくれないかな。

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