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「もんじゅ」への不安(熊本日日新聞) http://www.asyura2.com/09/genpatu6/msg/527.html
http://kumanichi.com/syatei/201004/20100428001.shtml 射程 「もんじゅ」への不安 2010年04月28日
日本原子力研究開発機構は、万全の態勢で運転再開を待っていたはずだ。故障した検出器は614台のうちの1台とはいえ、14年5カ月も停止していた原子炉にあらためて懸念を持たざるを得ない。 故障した検出器のファンとモーターは昨年5月に交換したばかり。なぜそれが加熱したのか、徹底的に原因を究明するのは当然だ。過去には検出器の誤作動も起きている。すべての検出器の再点検が必要だろう。 使用済み核燃料を再処理して抽出したプルトニウムを活用する核燃料サイクル路線は、国の原子力政策の根幹に位置付けられている。その要を担うのがもんじゅで、建設費約6千億円を含めて約9千億円が投じられてきた。 エネルギー資源に乏しい日本が、消費する以上の燃料を生み出す“夢の原子炉”とされる高速増殖炉に期待を持つのは分からないではない。ただ、技術的にも経済的にも本当に成り立つのだろうか。欧米は既に、独自開発から撤退している。 もんじゅは約30年前の古い設計で、機器の劣化が心配だ。50年ごろとされる実用化につながるのか、疑問も残る。もんじゅをナトリウム漏れ事故後に廃炉せず、ずるずる延命する意味があったのか、答えが出るのは今後の運転次第だ。実験の要素が強い試運転の過程で少しでも問題が起きれば、開発を見直す姿勢が必要だろう。(井上稔彦)
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