投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 3 月 29 日 18:44:59: qr553ZDJ.dzsc
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/11583912.html
2010/3/29(月) 午後 1:08
【転載開始】
新ベンチャー革命2010年3月29日 No.101
タイトル: 米国が日本の原子力技術開発を黙認してきたのはなぜか
1.世界的寡頭勢力代理人ビル・ゲイツも一目置く日本の原子力技術
マイクロソフトの会長だったビル・ゲイツが原子力発電に関心が高く、東芝にアプローチしている話題に関連して、本ブログにて原子力技術を取り上げました(注1、注2)。
世界的寡頭勢力のオモテの顔・ビル・ゲイツから高く評価されるように、日本の原子力(平和利用)技術は世界トップレベルです。ところが筆者の持論・米国覇権産業論によれば、原子力技術は彼らにとって、最高の覇権技術です。なぜ、米国覇権主義者は日本の原子力技術開発を黙認してきたのでしょうか。
上記の疑問を解くに際し、戦後日本の原子力の歴史をまず振り返ります。
2.日本国民は原子力アレルギーなのに、原子力技術レベルが高いという矛盾
原子力と言えば、核兵器を誰もが連想します。とりわけ、世界で初めて原爆攻撃を受けた日本国民にとって、原子力、核兵器も実に忌まわしいイメージです。その典型的な例が東大にあります。筆者の卒業した東大工学部には、かつて原子力工学科がありましたが、学生人気が盛り上がらず、何年か前、量子システム工学に名前を変更したほどです。それほど日本国民の原子力アレルギーは強いのです。
ところが、最近、世界の若者のヒーロー・ビル・ゲイツが日本の原子力技術に関心を寄せているのです。世の中、変われば変わるものです。今後、原子力工学を専攻した学生は世界的に引っ張りだこでしょう。
3.日本製原子力プラント技術に驚嘆した世界的寡頭勢力
ビル・ゲイツの背後に控える世界的寡頭勢力がなぜ、最近、原子力の東芝をインナーサークルに入れたのでしょうか(注1)。
抜け目のない彼らは、日本製原子炉格納容器(筆者の元勤務先IHI製=東芝原子力事業パートナー)の凄さをすでに実証しているのではないでしょうか、その証拠とは以下です。
2007年、新潟中越地震が勃発しました。東京電力柏崎原発の原子炉格納容器は設計外力の2〜3倍もの加速度を受けたのに、まったく放射能の大量漏れが起きなかったという事実です。放射能漏れによる人的被害はゼロでした。世界的寡頭勢力は日本人のものづくりMOT(技術経営)能力の凄さに驚嘆したはずです。
地震大国日本では、原子力プラント設計に際し、立地する地域の過去の地震履歴を調査し、過去起きた最大の地震に耐えるように耐震設計します。東電柏崎原発はその2〜3倍の地震に直撃されたのです。
なぜ、設計地震規模を大幅に超える大地震(深度17キロと浅い震源)が柏崎で起きたか、筆者は、近隣長岡市でのCO2ガス1万トンの地下圧入実験(経済産業省のCO2削減のための国家プロジェクト)が間接的に関係していると疑っています。また、不思議なことに、同市ではフランスのシュルンベルジュ(油田・ガス田・鉱脈探査企業=ロスチャイルド財閥企業)が1957年以来、今日まで長い間、地層探査を行っています(注3)。ビル・ゲイツの背後に控える世界的寡頭勢力は長期的視野で、日本製原子力プラントの耐震強度を検証していた可能性もゼロではありません。
ちなみに、新潟県という地名からわかるように、地層の軟弱な地域に60年代末、東電の原子力プラント建設を誘致したのは、民主党小沢氏の恩師・田中角栄元首相です。筆者は70年代から80年代、上記IHIでLNG(液化天然ガス)地下タンクの設計をやっていましたが、その経験から、地層の軟弱な地域に立地する原子力プラントを設計するのは大変だとよくわかります。
4.原子力アレルギー国家日本の原子力技術はなぜ、世界トップなのか
戦後日本の原子力プラント技術が世界トップに立ったのは、誰かが、日本に原子力プラントを広めようとしたからです。それでは戦後日本に原子力発電を普及させたのは誰でしょう。電力の鬼・松永安佐エ門でしょうか、違います。
ナナナント、読売・日テレの創始者・正力松太郎氏その人です(注4)。ところで正力氏がCIAの対日秘密工作員であったことは、すでに広く知れ渡っています(注5)。悪徳ペンタゴン・マスコミの総帥・ナベツネの元上司です。正力氏は、CIAからの密命により、日本国民の親米化洗脳プロパガンダを担当していました。現在の悪名高い悪徳マスコミの基礎を築いた張本人です。
正力氏の暗躍した戦争直後50年代の日本国民は、原爆被害の衝撃から抜け切れず、反米的であり、かつ原子力アレルギーが極めて強かったのです。この国民心理を根本から変えるための正力氏の苦肉の策、それが原子力発電プラントの導入でした。
正力CIA秘密ファイルの研究者・有馬早稲田大学教授によれば、当初、米国CIAは、日本に原子力発電技術を導入することに難色を示していたようです。当然です、米国にとって日本が核大国になる危険があったからです。
世界的寡頭勢力は、彼らの開発した原爆の威力を実証するために、その実物実験対象を日本にしたという話は今では定説となっています。彼らからみれば、日本に原子力技術を供与すれば、原爆で仕返ししてくる危険があったはずです。
にもかかわらず、なぜ、戦後日本は原子力技術の導入を彼らから黙認され、現在、原子力プラント技術で世界トップに立っているのでしょうか。
5.日本の非核三原則(政治)と原子力プラント技術世界トップ(技術)の矛盾のなぜ
政権交代後、戦後の日米外交の密約が次々に暴露されています(注6、注7)。日本の非核三原則にも密約があったことが判明しました。筆者の持論によれば、米国覇権主義者のジャパンハンドラー(主にD系戦争屋)は、60年代日本政府に非核三原則を世界に向けて宣言させることにより、日本独自の核兵器の技術開発を自主規制させてきたのは間違いありません。当時の佐藤首相に、世界的寡頭勢力の牛耳るノーベル賞を与えて、日本政府を自縄自縛にしてしまった、なんという狡猾・巧妙なワザでしょうか。
筆者の上記持論が正しいとすれば、一方で、米国覇権主義者が、平和利用とは言え、日本の原子力プラントの技術開発を黙認してきた歴史と、日本政府を縛った非核三原則は大いに矛盾します。原子力発電技術と核兵器技術はともに、核物質を連鎖反応させ、巨大なエネルギーを生成させる物理学的技術ですから、高度の原子力発電技術を有する日本は核兵器製造が十分可能です。東芝など日本の原子力プラント・メーカーの潜在的MOT能力は、米国の仮想敵国(悪の枢軸)イラク、イラン、北朝鮮の比ではありません。
6.米国覇権主義者はなぜ、日本の原子力プラント建設を黙認したのか
世界的寡頭勢力の陰謀で原爆をふたつも落とされた日本を、潜在的脅威国と位置付ける米国覇権主義者(世界寡頭勢力を構成する米国勢力)が、なぜ、日本の原子力技術開発を監視しつつも黙認してきたのでしょうか。
その疑問に対する筆者の仮説、それは、敵国の原子力プラントは、軍事戦略上、絶好の攻撃目標になり得るからです。原子力プラントを抱える国家は、国内に巨大な地雷を埋め込んでいるに等しいのです。もし、米国にとって、日本が敵国となれば、日本全国に立地する原子力プラントを集中攻撃すれば、日本を簡単に全滅させることができます。ちなみに、1945年、日本が無条件降伏しなかったら、もっと原爆を落とされて間違いなく全滅させられていたでしょう。
ところで筆者はIHI時代、東京湾に林立するLNGタンク群に航空機が墜落したらどうなるか検討したことがありますが、まったく防げません。東京湾コンビナートは全滅し、首都圏は焼け野原でしょう。したがって、軍事ミサイルを撃ち込まれたら、もちろんアウトです。同様に、日本の原子力プラントが軍事攻撃されたら、想像するだけで恐ろしい。しかも放射能の大量漏えいで、二次被害がもっと恐ろしい。それは1986年、ソ連のチェルノブイリ発電所の原子炉メルトダウン事故ですでに証明されています。この事故こそ91年ソ連崩壊のトリガーでした、今、振り返れば、偶然の事故かどうかも疑わしい。
以上の分析から推測されるのは、日本を支配する米国覇権主義者(=D系戦争屋)は、日本が勝手に原子力プラント技術を核兵器開発に転用しないように、非核三原則で縛るのと引き換えに、日本全国に原子力プラントが分散立地するのを黙認したのではないでしょうか。もし、日本が米国に逆らったら、即、全滅させられるわけです。そのためか、日米安保と称して、日本全国に常時スクランブル(緊急発進)可能な米空軍基地が配備されています。なるほど、日本の原子力プラント建設黙認と在日米軍基地はペアになっているわけです。
現実にイスラエルを含む世界的寡頭勢力は、80年代、イラクの原子力プラントを一方的に空爆しています。また現在では、彼らはイランのウラン濃縮工場を空爆しようと狙っています。このように、原子力関連施設は、米国戦争屋を含む世界的寡頭勢力にとって、全滅させたい仮想敵国を先制攻撃する絶好の口実になると同時に、敵国瞬時全滅の効果的な攻撃目標にもなるのです。
注1:本ブログNo.98『慈善家ビル・ゲイツ:なぜワクチンと原子力なのか』2010年3月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/11245190.html
注2:本ブログNo.100『原子力の東芝:世界的寡頭勢力のインナーサークルに入る』2010年3月27日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/11464116.html
注3:拙著[2008]『情報と技術を管理され続ける日本』ビジネス社
注4:早稲田大学教授・有馬哲夫『正力の原子力推進キャンペーンとCIAの心理戦』2006年
http://www.f.waseda.jp/tarima/pressrelease.htm
注5:有馬哲夫[2006]『日本テレビとCIA』 新潮社
注6:本ブログNo.52『犯罪的な大手マスコミ:普天間基地問題と日米密約暴露の板挟み』2009年12月23日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/5448760.html
注7:本ブログNo.88『日米外交の秘密暴露:極東米軍大リストラの前触れか』2010年3月10日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/10346222.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
【転載終了】
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